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7月に管理人が読んだラノベとおすすめ作品

 

7月に管理人が読んだラノベ新刊とそん中でおすすめを何冊か紹介。

新刊と言いつつ、当月発売以外の作品も載せてたりします。

要は今月新たに読んだライトノベルが対象ということで。

 

7月に読了したライトノベル

ヒーロー文庫

異世界食堂4

角川スニーカー文庫

フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記

美少女作家と目指すミリオンセラアアアアアアアアッ!!

蒼穹のアルトシエル

講談社ラノベ文庫

双子喫茶と悪魔の料理書

HJ文庫

<Infinite Dendrogram>~インフィニット・デンドログラム~4

たったひとつの冴えた殺りかた

桜色のレプリカ 1

桜色のレプリカ 2

電撃文庫

86―エイティシックス― Ep.2 ラン・スルー・ザ・バトルフロント~ 〈上〉

ねじ巻き精霊戦記  天鏡のアルデラミンXII

GA文庫

りゅうおうのおしごと!6

学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇

講談社BOX

忍物語

ガガガ文庫

平浦ファミリズム

富士見ファンタジア文庫

編集さんとJK作家の正しいつきあい方2

ゲーマーズ!8

MF文庫J

14歳とイラストレーター3

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣

ぼくたちのリメイク2 十年前に戻って本気になれるものを見つけよう!

MFブックス

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 15

オーバーラップ文庫

ワールド・ティーチャー 異世界式教育エージェント6

ファミ通文庫

二周目の僕は君と恋をする

僕の珈琲店には小さな魔法使いが居候している

 

 

以上、今年最多の24冊でした。

今月は新作、シリーズの新刊共におもしろい作品も多くて、単純に作品の数でいうと過去最高レベルに大豊作の月でした。

以下、かなり多くなってしまいましたが、管理人の一押し作品です。

 

 

特に面白いと思ったおすすめ作品

桜色のレプリカ 1巻・2巻

二転三転する世界観に深いテーマとストーリー性が秀逸

 

 

<Infinite Dendrogram>~インフィニット・デンドログラム~4

プレイヤーの「誇り」や「矜持」をかけたバトルの連続に血が滾る。 

 

 

たったひとつの冴えた殺りかた

ラノベにあるまじき男女比率!クールで硬派でハードボイルドな作品が好きな方におススメ。

 

 

86―エイティシックス― Ep.2 ラン・スルー・ザ・バトルフロント~ 〈上〉

1巻ほどの劇的な展開はありませんがその世界観は健在。「彼ら」の生き様に刮目せよ。

 

 

りゅうおうのおしごと!6

姉弟子の将棋と八一対する想いと覚悟。八一が師匠として女流棋士二人に伝える最後の教えは必見。

 

『りゅうおうのおしごと!』 6巻 感想

 

平浦ファミリズム

本当に大切なことは何なのか、人の繋がり、色々と考えさせられる作品。

 

『平浦ファミリズム』 感想

 

二周目の僕は君と恋をする

あまりにも純粋な恋と奇跡の物語。

 

 

 

 

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ラノベ業界を題材にしたライトノベル作品

 

割と近年の作品で、管理人が読んだ事のある作品をまとめて紹介。

 

人気ラブコメ作家が描く管理人的ラノベ業界ラノベの代表作

『エロマンガ先生』伏見つかさ

高校生兼ラノベ作家の俺・和泉マサムネには、引きこもりの妹がいる。 和泉紗霧。 一年前に妹になったあいつは、まったく部屋から出てこない。今日も床をドンドンして、俺に食事を用意させやがる。 こんな関係『兄妹』じゃないぜ。なんとか自発的に部屋から出てきてもらいたい。俺たちは二人きりの『家族』なんだから――。 俺の相棒・担当イラストレーターの『エロマンガ先生』は、すっげーえろい絵を描く頼りになるヤツだ。会ったことないしたぶんキモオタだろうけど、いつも感謝してる! ……のだが、衝撃の事実が俺を襲う。 『エロマンガ先生』は、俺の妹だった!一つ屋根の下でずっと引きこもっている可愛い妹が、あの、えっちなイラストを描いていた!? そして俺達兄妹の関係に、超売れっ子美少女作家のライバルも加わって、大変動が起こる!新たなる兄妹ラブコメディ!

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさ先生が描く熱血ラノベ作家もの

2017年4月よりアニメ放送もされているラノベ業界ものの中でも1・2位を争う人気作。

感想としては、ラブコメと仕事の話とのバランスが絶妙で、ライバルとのイラストレーターや書籍化をかけた対決など、各エピソードで山場もしっかりと用意おり、人気作家の期待を裏切らない面白さ。

主人公の執筆への情熱やヒロインのイラストにかける想いなど、スポ根的な燃え要素と、思わずニヤけてしまうようなヒロイン達とのラブコメ展開などの萌え要素が上手くミックスされている印象。

 

 

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2017年上半期 個人的ライトノベルランキング TOP10 +α

 

2017年も半年たったということで

2017年上半期の新刊で管理人が特に面白かったと思うライトノベルをランキング順に紹介。

ちなみに期待値に対してどうだったかというのも多少は影響してます。

シリーズものについては、どうしても過去の最高に面白かったエピソードと比べてしまうので。

とりあえず今回の記事書いてて、改めて自分でランキングつけるのって難しいなと思いました。

初っ端1位と2位どっちにするかでめっさ悩みましたからね。

ちなみに管理人が2017年上半期に読んだ新刊は数えたら108冊。

狙ったわけではないですが、ジャスト煩悩の数になりました(だから何だ……

僕の読書スピードからすると思ったよりたくさん読んでたなという印象です。

 

ちなみに好きなライトノベルを投票しよう!! - 2017年上期の投票も兼ねてます。

 

1位 86 -エイティシックス-

 

★★★★★★★★★ 10/10

 

第23回電撃小説大賞“大賞”の栄冠に輝いた作品。

近年の新作ラノベの中でもぶっちぎりに管理人好みのストーリーで、2017年上半期の個人的ラノベランキング堂々の1位です。

物語の設定、世界観、ストーリー展開、キャラの内面描写のどれも秀逸ですが、

スピアヘッド戦隊の気高さ、彼らの駆け抜けた人生の意味を想うと胸が熱くなります。

まさに「ラストの一文まで文句なし」という帯の時雨沢先生のコメントに偽りなし!!

何より読後感が圧倒的に素晴らしいです。

 

『86 -エイティシックス-』感想ページ

 

 

2位 りゅうおうのおしごと 5巻

 

★★★★★★★★★ 10/10

 

これが最終巻かと思ってしまうくらいこの作品の熱量の全てが注ぎ込まれたエピソード。

名人との第3戦、竜王九頭竜八一の覚醒、そしてその決戦を見守る人々の、ラノベ史上でも個人的に最も血が滾る展開と描写の連続で終始胸が熱くなりっぱなしでした!!

最後まで『86-エイティシックス-』とどちらを1位にするか迷いました。

第3戦の部分だけなら少なくとも同率1位以上は間違いない面白さだったんですが、

その前のあいと家族の悪ノリがちょっとやりすぎかなと感じたので(管理人は銀子派ですので)2位となりました。

個人的に歩夢からの解説無視した八一への応援シーンと、鵠さんが記者を目指したエピソード部分が大好き。

 

 

3位 月とライカと吸血姫 2巻

 

★★★★★★★★ 9/10

 

1巻読んだのは昨年なんで、あくまで2巻単独の評価ということで。

1巻で割と上がり切った期待値をさらに超えてきた恐るべき作品。

宇宙開発と言うSF要素と吸血鬼という伝奇の王道を組み合わせるという斬新な設定でありながら、

すごくきれいな王道のボーイミーツガールものに落とし込まれてます。

なにより物語の流れがとんでもなく美しく素晴らしい!!

ただこの物語の真骨頂は1,2巻をセットで読んだ時だと思います。

 

『月とライカと吸血姫 』2巻感想ページ

 

 

3位 始まりの魔法使い1 名前の時代

 

★★★★★★★★ 9/10

 

これまた『月とライカと吸血姫』2巻とどっちを3位にするか悩んだ作品。

というか決めきれなくて結局同率3位です!!(えー

WEB小説発の作品ではダントツの完成度だと思います。

読み終わった後の感動と満足感、次に語られるであろう今後の歴史についての期待感、一つの物語としてもシリーズものの1巻としても、素晴らしいの一言。

なにより物語のスケールが壮大でとにかく圧巻!!

書籍版で加筆された序章部分も物語の壮大さを高めるのに最高のエピソードでした。

 

『始まりの魔法使い1 名前の時代』感想ページ

 

 

5位 君は月夜に光り輝く

 

★★★★★★★★ 9/10

 

『86-エイティシックス-』と共に第23回電撃小説大賞≪大賞≫を受賞した作品。

こちらは超直球の純愛ストーリー。あらすじからも感じる切なさを滲ませつつも美しく幻想的な物語が魅力。

読者にとって色々な感じ方があると思いますが、僕にとっては渡良瀬まみずが幸せになる物語であると感じました。

 

『君は月夜に光り輝く』感想ページ

 

 

6位 結物語

 

★★★★★★★★ 8.5/10

 

物語シリーズはエピソードによって語り部が変わるんですが、やっぱ阿良々木暦の語りが一番好きですね。

今作はオフシーズンに入ってもうないかなと思っていたそんな暦さんの語りの物語。

阿良々木暦の高校卒業から5年経っており、主要キャラの‟その後”が描かれています。

とりあえず暦とひたぎのラストのやり取りが最高です!

1巻からずっと追いかけてきた読者の方はきっと共感してくれるはず。

 

 

7位 かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月

 

★★★★★★★★ 8.5/10

 

イラストレーターさんが書いたヒロインに物語をつけるというちょっと変わった企画から生まれた作品。

沖縄情緒あふれるのどかさが伝わってくるような雰囲気の中で語られる物語は、序盤のコメディ感あふれるお話から一転、後半はシリアスな展開に。

そのバランスと緩急、展開の切替がすごく上手いです。

まさに笑って感動できる作品という印象。

 

『かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月』感想ページ

 

 

8位 妹さえいればいい 7巻

 

★★★★★★★★ 8/10

 

これぞ青春群像劇の真骨頂

ひたすら主人公とカニ公のイチャラブになるのかと思ってたら、そこもしっかりと描きつつ、二人の交際をきっかけとしたさまざまな変化が描いた、まさに群像劇の魅力全開といった1冊。

特に伊月の部屋に集まっていつものようにゲームをするんだけど、ちょっとづつ皆のやり取りがこれまでと変わっているその描写が素晴らしい。

変わらないものと変わっていくもの、登場人物それぞれに人生を感じさせてくれる作品。

 

 

9位 まるで人だな、ルーシー 1巻

 

 

第21回スニーカー大賞《優秀賞》受賞作
かなり尖った作品なんで、読者によって好き嫌いが分かれそうですが、僕は結構好きな作風なので9位にランクイン。
主人公の日常の壊れていく描写がとにかく秀逸で、人間に近づいていくスクランブルと、人でなくなっていく主人公の対比が絶妙。
登場人物もどこか退廃的で破滅的な部分を抱えているというか、主人公筆頭に死生観というものを明確に持った登場人物が多いです。
だからこそ人間らしさとは?生きるとは?というテーマが際立っているように感じます。
多分ハマる人にはとことんハマる作品じゃないかなと。

 

『まるで人だな、ルーシー』1巻感想ページ

 

 

10位 白翼のポラリス

 

 

第6回講談社ラノベ文庫新人賞「佳作」受賞作

飛行機ファンタジーの超王道と言える「ボーイミーツガール」ものです。

幻想的で透き通るような世界感と、爽やかな読後感が魅力

シリウス機との空中戦闘は、飛行機好きなら燃えること間違いなしだと思います。

その後の展開でもう一盛り上がりあればもっと上位の可能性もありましたが、それでも十二分に面白く堂々10位。

 

『白翼のポラリス』感想ページ

 

 

TOP10にはわずかに届かなかったけど、特におすすめの作品

ようは10作品に絞り切れなかっただけです。すいません。(えー

 

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 3.超級激突

<超級>VS.<超級>。頂点の戦いが始まる。

決闘都市ギデオンの闘技場で開催されるイベント『超級激突』。人知を超えた能力を持つ<超級>同士のバトルを間近で見ることができるこの大祭に向けて、町中がお祭り騒ぎとなっていた。
アルター王国決闘ランキング1位“無限連鎖"フィガロVS.黄河帝国決闘ランキング2位“応龍"迅羽。知り合いであるフィガロの応援もあり、闘技場へと足を運んでいたレイたちだが、
この大祭の水面下ではある企みが進行していて――。超人気VRMMOファンタジー、大興奮の第3巻!

 

2巻読んだのが1月以降だったら間違いなく上位ランクインは間違いなしだったんですが……

ただ3巻も十分に面白い!というか読者の方によっては、こっちの方が好きって人も結構多い気がします。

今回は主人公がほぼ背景と化してますが、話のメインはサブタイトルに有る通り、<超級>同士による異次元バトル

やっぱこういう頂上対決的なノリは燃えますね!!

2巻はかなりシリアスな話の中での熱い展開でしたが、3巻はエンターテイメント的な熱さがあります。

 

魔術破りのリベンジ・マギア 1.極東術士の学園攻略

日本の魔術は世界一! 東洋VS西洋の本格魔術バトル!
二十世紀初頭――めざましい科学技術の発展の裏で、人類は確固たる魔術文明を築き上げていた。世界のパワーバランスすら左右する“魔術師"を育成する機関「セイレム魔女学園」。
そこで起きた怪事件解決のため、凄腕術士・土御門晴栄(つちみかど はるな)が米国の地に立つ! 「あらゆる状況を想定し戦術を千変万化させていく――これが、陰陽師の戦い方だ」
北欧神話・死霊術・吸血鬼、様々な魔術体系を東洋魔術でブッ飛ばせ! ハイエンド魔術バトルファンタジー、ここに開幕!!

 

すさまじいまでの魔術に対する熱量と、圧倒的なまでに緻密に練られた舞台設定

型月に代表される伝奇もの好きな人は間違いなくよだれものの世界感かと思います。

相手に合わせて戦術を変化させる陰陽師の戦い方も個人的にはツボでした。

ストーリーもでこちらの期待を裏切りらない王道展開で、学園異能バトルもののツボを押さえた作品と言えます。

 

『魔術破りのリベンジ・マギア 1.極東術士の学園攻略』感想ページ

 

ラノベのプロ!2 初週実売1100部の打ち切り作家

ラノベ作家のプロポーズによって、二人の関係は急速に動き出す。

「俺と、結婚してくれ」幼馴染みの結麻へ思いの丈をぶつけた、意識高い系作家の神陽太。突然の関係性の変化に、いつもの日常もどこかギクシャクしてしまう。そんな中、小太郎のデビュー作にトラブルが発生して!?

 

冒頭で述べた読む前の期待値に対してどうだったかと言う点でいうと、個人的に今期最も予想を超えてきた作品。

1巻から引き続きのキレッキレの業界ネタに加え、2巻ではストーリーも熱い展開で読み応え十分

売り上げに拘るプロとしての責任の大切さ、またそれだけがラノベの全てじゃないという小説を書くことのすばらしさを教えてくれます。

まさに熱血青春ラノベ業界ストーリーといった感じ。

 

『ラノベのプロ!2 初週実売1100部の打ち切り作家』感想ページ

 

 

ここに挙げなかった作品でもおすすめはまだまだあるけど、キリがないので頑張って絞りました。

こうして見ると意図したわけではないですが、新作は新人賞受賞作品のランクインが多めですね。

割と妥当なランキングになったような気がするけど、どうなんだろう……?

 

 






 

 

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6月に管理人が読んだラノベ新刊

 

管理人の備忘録的なページなんで、あんまり中身はないです。。。

古いの読み返したり、ライトノベル以外は除いて今月読んだ新刊を記載。

5月発売の本も買ったり読んだりしたのが6月の場合は6月に読んだ本としてカウントしてます。

 

角川スニーカー文庫

かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月

ロル (上) ハッカーズ・デスゲーム

ロル (下) ハッカーズ・デスゲーム

HJ文庫

魔術破りのリベンジ・マギア

電撃文庫

魔法科高校の劣等生 (22) 動乱の序章編 〈下〉

エロマンガ先生 (9) 紗霧の新婚生活

ストライク・ザ・ブラッド17 折れた聖槍

正しいセカイの終わらせ方 ―黒衣の剣士、東京に現る―

フラッグ オブ レガリア 青天剣麗の姫と銀雷の機士

GA文庫

元勇者、印税生活はじめました。 ~担当編集はかつての宿敵~

ノベルゼロ

アカシックリコード

ぽにきゃんBOOKS

宝石吐きのおんなのこ6 ~旅立ちを告げる手紙~

富士見ファンタジア文庫

ラノベのプロ!2 初週実売1100部の打ち切り作家

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを

冴えない彼女の育てかた Girls Side 3

MFブックス

二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む3 ~亡夢の魔術師~

オーバーラップ文庫

現実主義勇者の王国再建記 IV

絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで5

MF文庫J

Re:ゼロから始める異世界生活13

ヒーロー文庫

傭兵団の料理番3

 

ジャスト20冊。普段は15冊くらいだから、今月は特にヤバかった。

 

個人的に特に面白かったおすすめ作品

かりゆしブルー・ブルー 空と神様の八月

ファンタジー要素もあるけど、どこか懐かしい田舎の夏休みめいた雰囲気が魅力。

 

 

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ライトノベルにおける流行ジャンルの変遷

 

最近、特に小説家になろうの書籍化が極端に増え始めてからですかね、けっこうラノベのトレンドというか、流行ジャンルが変わってきたなと思うようになりました。

そうなってくると、昔はああだったとか考え出して、考え出すといろいろと思うことが出てきたので、ちょっと自分の中で整理する意味もかねて、ジャンルの変遷と個人的な意見についてまとめてみました。

 

<80年代後半~90年代前半>

王道の異世界ファンタジー

今回はライトノベルの中のジャンルという以前に、「ライトノベル」という立場が確立されたのをこの年代としております。

これには諸説あると思いますが、ここでは管理人の一存で、角川スニーカー文庫(87年10月創刊)と富士見ファンタジア文庫(88年創刊)

が創設された80年代後半から、『スレイヤーズ』『魔術師オーフェン』などの大ヒットで、ライトノベルというジャンルが認知されるようになったであろうこの時代を最初期としたいと思います。

正直、この年代は僕自身まだラノベを読み始める前、というか超ガキんちょの頃なので、作品も全然詳しくないんですけど、(えー

知ってる作品を見てみると、正統な剣と魔法の世界を舞台とした王道の異世界ファンタジーがメインジャンルだったのかなと思います。

 

 

 

 

<90年代後半~00年代前半>

舞台は現代~近未来の地球へ

90年台の後半からこれまでの異世界ファンタジーに代わり、現代の日本、もしくはそれに限りなく近い架空の日本を舞台にした作品が台頭してきます。

おそらくその先駆けとなったのは『ブギーポップは笑わない』『フルメタルパニック』の大ヒットだと思います。

この2作品のヒットによって、ラノベの主流は完全に異世界から地球を舞台にした作品へと移ったと言えるのかと思います。

 

 

 

現代異能バトルものの隆盛

いわゆるゼロ年代以降、ラノベのメインストリームだったのは間違いなくこの現代異能バトルものだと言えると思います。

このジャンルの特徴は、私たちが暮らす日常と非常に近い世界観の中に、魔法や特殊能力・暗躍する組織とのバトルといった非日常が組み込まれていることです。

また、戦闘と共に主人公をはじめとする主要キャラの、己の内面に大きく踏み込んだストーリー、いわゆるセカイ系の要素を含んだ作品が多かった点も、この時代のバトルものの大きな特徴ではないでしょうか。舞台は異世界から日常へと変わり、悩むべきは世界の行く末からセカイの中の自己の在り方に変わっていったのだと言えるのかなと。

そして魔法は異能力へ変わり、その能力はキャラクターの内面を映す鏡のような存在として描写されるようになりました。

 

 

 

 

ゼロ年台前半を象徴するボーイミーツガールもの、感動系のライトノベル

現代異能バトルと並んでもう一つ、ゼロ年台の人気作には、シリアスというか、ストーリー性を重視した作品も多かったというのも言えるかと思います。『イリヤの空、UFOの夏』に代表されるボーイミーツガールもの、『LAST KISS』なんかに見られる難病ものといったジャンルの作品が高い人気を博しました。

あと、主観ですがこのジャンルの作品には文章や作品全体の雰囲気に透明感のようなものがあったように感じています。総じて物語の美しさが評価された時代だったのかもしれません。

 

 

 

 

ライトノベルにおけるラブコメジャンルの確立

また、この頃からラノベでもラブコメ作品が登場し始めます。

魔法というファンタジー要素を含んだ人気ラブコメ作品『まぶらほ』もこの時代の作品です。

その後、セカイ系の要素も含んだ『涼宮ハルヒの憂鬱』の大ヒットをきっかけとして、ラブコメ作品が注目を浴びていく中で、時代はゼロ年代半ば~後半へと移っていきます。

 

 

 

<00年代半ば~後半>

ラブコメ黄金期 読者のニーズは感動から萌えへ

ゼロ年代前半に恋愛物の主流だったボーイミーツガールものが徐々に影を潜めていくのと反比例するように、

人気のラブコメ作品が次々と登場してくるようになります。

ゼロ年代前半で述べたラブコメ確立期の作品はSFなどの不思議要素を盛り込んだ作品が主でしたが、ラブコメ黄金期とも言えるこの時代はむしろ、そうした不思議要素を排除した、いわゆる普通の日本を舞台とした男女の関係を描いた作品が人気を博しました。

 

 

 

 

シリアス→ラブコメ・萌え要素を含んだ明るい異能バトルもが主流に

ラブコメが黄金期を迎えるのと時を同じくして、異能バトルものについてもゼロ年代前半と比べて、内容に少なからず変化がありました。

それまではセカイ系の作品に代表されるシリアスな作品が多かったのに対し、この時代の現代異能バトルものはヒロインとのラブコメ要素を盛り込んだ、明るいストーリーの作品が数多く見られるようになりました。

また、主人公をメインヒロインと複数のサブヒロインが主人公を取り合う、準ハーレム的な展開が王道となっていったのもこの時代からじゃないかなと思います。

かわいいイラストにツンデレや幼女、幼馴染にクールキャラといった個性的なヒロイン、ストーリーよりキャラクター重視の、いわゆる「萌え」要素というものを盛り込んだ作品が主流になっていきました。

ファンタジー要素を排した王道ラブコメラブコメ要素を盛り込んだ異能バトルものが2大ジャンルとして君臨したゼロ年台半ば~後半は、「萌え」という要素が非常に重要視されるようになった時代と感じられます。

 

 

 

 

<2010年頃~2015年頃>

円熟・安定期に入ったラブコメと異能バトルもの

この時代のライトノベル市場は、ゼロ年代後半からの流れをそのまま踏襲するように、現代を舞台としたラブコメと異能バトルものが安定的な人気を得ていました。キャラクター重視の傾向も同じで、表向きは大きな流行の変化も少ない、全体的に安定した時代だったのではないでしょうか。

しかし、この2つのジャンルに関しては、安定的であるがゆえに『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『とある魔術の禁書目録』を筆頭とした、2005年頃~2010年頃から続いている超人気長編シリーズの新刊が市場の話題を独占し続ける状況が続いた時代でもありました。

 

 

ソードアートオンラインがもたらした衝撃

ラブコメと異能バトルの2大ジャンルが安定期に入った一方で、2009年、後のライトノベル市場全体に大きな影響をもたらす一石が投じられることとなりました。

ちょうど先日映画化され、圧倒的な人気を誇っている『ソードアートオンライン』の発刊です。

元々は作者の個人サイトに掲載されていた人気のWEB小説だったのですが、作者が『アクセル・ワールド』で電撃文庫からデビューする際、担当編集の英断で、ソードアートオンラインも書籍化されることとなったのです。

VRMMOという新たなジャンル(過去にも扱った作品はありましたが、定着するには至っていないため、新ジャンルとしています)、命の重みを感じさせる高いストーリー性、ラブコメというよりは純愛ものといった雰囲気の恋愛描写。ゼロ年代半ばから続いていたライトノベルの主流とは明らかに異なるジャンルの作品が、たった1作でそれらと同等、あるいはそれ以上の地位を得るに至ったのです。

白状すると、僕はWEB版を読んでこの小説の実力を知っていたので、ソードアートオンラインの1巻が発売された際に、人気作になるかもしれないとは予想していました。しかし予想を上回る盛り上がりに、いずれVRMMOというジャンルが現代異能バトルに代わって、バトルもののメインジャンルになるだろうと確信しました。......残念ながら思いっきり確信ははずれたわけですけど(えー

SAOみたいに純粋なMMORPGを題材としたジャンルは、予想に反して定着しませんでした。ただそれとは別に、後にライトノベル市場に変革をもたらす楔を打ち込んだことは間違いありません

 

 

WEB小説発作品という新たな兆し

ラブコメと異能バトルの項目で述べたように、この時代はメガヒットシリーズの新刊が市場を席巻し続け、よく言えば安定、悪く言えば停滞していた時期だったと言えます。それはライトノベル評論誌の「このライトノベルがすごい」で、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『とある魔術の禁書目録』『ソードアートオンライン』の3作品が2011年以降、常に上位にランクインし、トップを独占し続けていたことからも伺い知ることができます。

 

「このライトノベルがすごい」歴代上位作品

年度 1位 2位 3位 4位 5位 6位
2011年 とある魔術の禁書目録 僕は友達が少ない バカとテストと召喚獣 ソードアート・オンライン ベン・トー “文学少女”シリーズ
2012年 ソードアート・オンライン とある魔術の禁書目録 ベン・トー 円環少女 バカとテストと召喚獣 僕は友達が少ない
2013年 ソードアート・オンライン とある魔術の禁書目録 六花の勇者 バカとテストと召喚獣 俺の妹がこんなに可愛いわけがない やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
2014年 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン とある魔術の禁書目録 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ソードアート・オンライン はたらく魔王さま!
2015年 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 ソードアート・オンライン ノーゲーム・ノーライフ とある魔術の禁書目録 後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール 絶深海のソラリス

 

しかし、表面的には非常に安定していた一方で、今思うと、ゆるやかに、しかし確実に変革の兆しはあったように思います。

それが、『ソードアートオンライン』に端を発した、WEB小説発作品の台頭です。

『ソードアートオンライン』に続いてWEB小説で話題となった作品が次々と書籍化されるようになっていきました。

ただSAO同様電撃文庫から書籍からされた『魔法科高校の劣等生』はジャンルとしては現代異能バトルものですし、SAOもMMORPGという新ジャンルでありながら舞台としては現代(近未来)の日本でした。逆に『まおゆう魔王勇者』はライトノベル最初期を彷彿とさせる異世界ファンタジーものと言えます。

この時代はWEB小説というものが徐々に読者の間に浸透しつつ、その作品の傾向としては試行錯誤されていた過渡期であったように思われます。

 

 

 

<2015年頃~2017年>

小説家になろうから書籍化された「異世界転生」「異世界召喚」ものが爆発的に増加

この時代になると小説投稿サイトの「小説家になろう」から作品が次々と書籍化されるようになります。ちなみに2017年3月20日時点で、小説家になろうの累計ランキング上位100作品のうち、実に94作品が書籍化されており、なろう全体では数百作品に及ぶと思われます。

そしてこの頃になると、2010年頃はあいまいだったWEB小説作品の傾向もはっきりとしてきます。

小説家になろう作品の多くは、ライトノベル最初期を彷彿とさせる中世ヨーロッパをモデルとしたような異世界を舞台としているのですが、小説家になろうの作品では、『Re:ゼロから始める異世界生活』等に代表される、主人公が現代の日本に生活している一般人で、何らかの事情によって異世界に召喚される「異世界召喚」、もしくは『無職転生~異世界いったら本気出す~』等に代表される、死後に前世の記憶を持ったまま異世界の人間として生まれ変わる「異世界転生」という要素を含んだ作品が大多数を占めているのが特徴化と思います。

ちょうど今の作家の方々が、子供の頃にライトノベル最初期の異世界ファンタジーを読んでいた読者の年齢くらいということを考えると、当時抱いていた異世界ファンタジーの世界に行ってみたいという願望を、異世界召喚・異世界転生という形で描いているのかなとも思います。

そして小説家になろう発作品の台頭・隆盛に伴い、ライトノベルの主流が「現代異能バトルもの」から「異世界召喚・異世界転生」へと切り替わっていったのだと感じています。

 

 

 

無双・ハーレム・我が道を行く主人公。小説家になろうに求められるストレスフリー・爽快感

実は上で小説家になろうの代表作として挙げた無職転生とリゼロは、主人公が事故と葛藤しながら成長していく様を描いている、大なり小なり悲劇的な要素を含んでいる等、内容としては小説家になろうの中でも異色の部類に入るのではないかと思います。

小説家になろうの多くの作品は、読者に不満を与えないこと、読んでいて爽快感を与えるような内容になっている傾向が見られます。

ここでいう読者の不満の代表的な点をあげるとすると、

 

・主人公がウジウジ悩む

・ヒロインが他の男性キャラと恋仲、もしくはそれに近い関係になる、いわゆる寝取られ要素

・複数のヒロインがいる場合、贔屓のヒロインが主人公と結ばれない

・主人公が目上のキャラに言い負かされる

 

といった感じではないでしょうか。

そのため、

 

・主人公が初期から限りなく最強に近い状態で、ほとんどの戦闘で相手を圧倒する無双描写が多い

・複数のヒロインがいる場合、比較的早い段階ですべてのヒロインと結ばれるハーレム展開

・他人の意見に左右されず、あまり思い悩まず、我が道を行く主人公

 

といった要素を含む作品が小説家になろうでは多く見られる気がします。

それに伴い、ライトノベルのあらすじや帯でも「チート」「最強」「英雄」といったあおり文が多く見られるようになりました。

こうした「異世界召喚・異世界転生」ものであると同時に「主人公最強」ものであるというのが、近年のライトノベルで多く見られた特徴ではないかと思います。

 

 

 

多様化する異世界召喚・異世界転生もの

異世界召喚・異世界転生の王道といえば、魔法学園、冒険者ギルド、迷宮、闘技大会といった冒険者・バトルものですが、多くの作品が小説家になろうに投稿され、飽和していく中で異世界を舞台としながら様々なジャンルを取り扱った作品が見られるようになりました。

異世界で地球の料理を提供する「料理もの」、現代知識を元に国を運営していく「内政もの」、迷宮を攻略する側ではなく運営する側に回る「ダンジョン運営もの」などが、新たに定着した代表的なジャンルと言えるかと思います。

この他にも様々な題材・設定を扱いながら「異世界召喚・異世界転生」ものは規模を拡大し、近年のラノベ市場に浸透していったと言えるのではないでしょうか。

 

<2017年~>

新たな変革の兆し

2017年、正確には2016年の後半からですがライトノベル市場に新たな兆しが見えてきたように思います。

まずライトノベル評論誌である「このライトノベルがすごい」において、実に7年ぶりに『SAO』『とある魔術~』『俺ガイル』以外の作品が1位に輝きました。今回1位になった『りゅうおうのおしごと』という作品は一見ラブコメっぽい雰囲気で、確かにラブコメでもあるんですが、それ以上師匠と弟子の交流を通して人が成長していく様を描いた感動的な物語でもあると自分は思っています。

 

 

新人賞受賞作に感じるストーリー性・物語性重視への回顧の予感

第21回スニーカー大賞では人間を構成する内面的要素をテーマに扱っており、ゼロ年代前半を彷彿とさせる『まるで人だな、ルーシー 』という作品が優秀賞を受賞しました。

第23回電撃小説大賞で大賞を受賞した『86-エイティシックス-』『君は月夜に光り輝く』は、人種差別と難病という重いテーマを見事に扱い、感動的な物語とエンディングが魅力となっています。

また、その高いストーリー性が読者の間で非常に高評価を得ていた『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』『サクラダリセット』といった作品がアニメ化されるなど、ここにきてストーリー性がこれまで以上に重視される風潮が高まってきているように思われます。

もちろんまだまだラブコメやなろう系の作品も多く出版されており、今後メインジャンルが切り替わっていくという断定はできません。なにしろSAO登場時に今後VRMMOジャンルが主流になるという思いっきり外れた予想をした人間ですから。ただ少なくとも、キャラクター重視の風潮から、ストーリー性も同様に求められる兆候が起きているのは感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

という感じでこれまでのライトノベルの主要ジャンルの変遷を振り返ってみましたけど、これ数年後とかに思いっきりキャラクター重視の流れが続いてたら、めちゃくちゃ恥ずかしい〆方してしまいました。その時は外聞を気にせず思いっきり修正する予定なんでご了承ください(えー

あと、今回あくまで自分の主観的な解釈に基づいて考察してますんで、そうじゃないだろって思った方も、このサイトの管理人はこういう考えなのかって思う程度でお願いします。登場する作品についても、自分が思いついた作品を挙げてるだけなんで、決してそのジャンルの一番人気の作品とかって意図があるわけではないです。あの作品挙げてほしかったのにって方がいたらすいません。

作品についてでもう一つ、当然これらののジャンルにあてはまらない作品や、当時の主要ジャンルではなかったけども、高い人気を誇った作品もあるかとは思いますが、その辺までは考えるとパンクするんで、今回は僕が思うジャンルにあてはまってるかなって作品で思いついたのを挙げてます。

最期に、今回は敢えてライトノベルに影響を与えたアニメやゲーム等との相関には触れずに、ライトノベルのジャンルの変遷のみ絞って書きました。いや、何か意図があるわけではなく、その辺書こうと思ったら収集つかなくなったんで、今回は頑なに触れずにいこうということしただけなんですけど。すいません、僕の文章力&構成力ではこの辺が限界だっただけです(えー

次にこういう理と述べる全体についての感想というか、昔語りみたいなの書くとしたら、逆に過去のそのあたりがライトノベルへ与えた影響についてとか書いてみたいなとも思います。

......需要あるのかな?これ??

 

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