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『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III』 感想

 

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙III (電撃文庫)

支倉 凍砂 (著), 文倉 十 (イラスト)

 

「あなたは、羊の皮をかぶった羊ですね」

 

まさに『狼と香辛料』の続編というべきストーリー展開

 

賢狼ホロの娘・ミューリの旅、舞台は島国ウィンフィール王国へ!

聖職者志望の青年コルの旅の連れは、「お嫁さんにしてほしい」と迫ってくる賢狼の娘ミューリ。海賊の島から出た二人は、嵐に巻き込まれウィンフィール王国の港町デザレフにたどり着く。
教会が機能していないその町で、コルは「薄明の枢機卿」と呼ばれ、まるで救世主のような扱いを受けることに。
そしてコルはミューリの求愛に向きあうべく、自らを「兄様」と呼ぶことを禁止し、関係を変化させようとするのだった。
そんなコルたちの前に、イレニアと名乗る商人の娘が現れる。彼女はなんと羊の化身であり、“ある大きな計画”に協力してほしいと持ちかけてきて――?

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 7/10

 

感想

名作『狼と香辛料』の正統なる続編、『狼と羊皮紙』の3巻の感想ですが、

評価としては『狼と羊皮紙』シリーズで一番面白かった!!

あるいは、ようやく面白くなってきたという所でしょうか。

なにより3巻にしてようやくコルに活躍の出番が!!

展開的にはこれまでで一番『狼と香辛料』に近いものがあったかなと思います。

そこも今作が『狼と羊皮紙』シリーズで一番面白いと思ったポイントの一つですね。

 

ストーリー

北の群島から港町アティフに戻る途中に船が嵐で流され、辿り着いたのは羊毛業が盛んな港町デザレフ。教会が機能しない島国で歓待を受ける中、とある商人の娘と出会い、ある相談を持ちかけられる。……といった内容の3巻ですが、宗教がらみの価値観や権力闘争が中心だったのに対し今巻では商業的な話も本格的に絡んできます。

人同士の駆け引きや騙し合いがまさに前作を彷彿とさせる展開でした。

気分としては「やっぱ『狼と香辛料』シリーズといったらこれでしょう!!」って感じですね!

主人公のコルが聖職者志望なんで、宗教がらみの話が物語の軸になってくるのはしょうがないし、そこが前作との差別化なんでしょうが、やっぱ今巻みたいな商業絡みメインの話の方が面白いと思ってしまいます。

今巻は上手く宗教絡みの話も交えて、すごくいいバランスだったのかなと。

ストーリー的にも二転三転して、黒幕や先を予想させない展開は見事でした。

 

あと、今までは流されているだけにしか思えなかったコルが初めて、一度立ち止まって物事を冷静に判断できるようになった点も、成長が伺えて良かったですね。

土壇場での機転もまるで前作のロレンスのようでした。

それでもまだまだ機転の利かし方も爽快感も弱いかなというのが正直なところですが……。

 

前作のロレンスとホロの旅から繋がってる話や設定も登場して、まさに『狼と香辛料』の続編と思える内容だったんじゃないかなと思います。

 

 

キャラ

初めてコルが主人公らしい行動と活躍を見せた!!(えー

今巻はこれに尽きます!!

前巻までは「ずっと私のターン!」とばかりに問題解決でも窮地脱出のシーンでもひたすらミューリが活躍し、もはや「ミューリが主人公でコルがヒロインじゃねえの?」と疑うレベルだったんですが、3巻にしてついにコルのターンが回ってきたといった感じです。

 

コル

3巻にしてようやく主人公っぽいことができた主人公。

言い合いで初めてミューリにしてやったシーンが合っただけでも、前巻までと比べて目覚ましい活躍と言いたい。

ただ詰めの甘さもあってまだまだ面目躍如とまでは言えないところが残念。

恋愛面に関しては、3巻にしてすでにミューリに陥落寸前まで追い込まれてる気がしないでもない。

 

ミューリ

これまでのように八面六臂の大活躍!とまではいかないまでも十分に見せ場はあり。

ただ性格がヒロインよりも主人公っぽ過ぎるので、個人的にはもう少しホロみたいに意外な弱さが欲しいところ。

 

オータム

このままだとミスターパシリの道を歩むことにならないか若干心配。

 

イレニア

羊の皮をかぶった羊。

 

 

個人的名言・名シーン

「あなたは、羊の皮をかぶった羊ですね」

「褒め言葉でしょうか」

「私は今後、羊のようだと言われても、誇りに思うことでしょう」

by コル&イレニア

 

 

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『ソードアート・オンライン20 ムーン・クレイドル』 感想

 

ソードアート・オンライン20 ムーン・クレイドル (電撃文庫)

川原 礫 (著) , abec (イラスト)

 

「もう一度、《戦争》が起きる……!」

 

平和になったアンダーワールドの、その後を描いた物語

 

山ゴブリン族オロイによる、人界人ヤゼンの殺害。《禁忌目録》と《力の掟》によって縛られたアンダーワールドの住人には、決して起こすことのできない事件が発生した。

真相を探るキリトは、暗黒界軍の総司令官イスカーンの助力を得るも、すんでのところで犯人とおぼしき《黒ローブの男》に逃げられてしまう。
調査が難航する中、アスナは殺害現場である宿屋で《過去覗術》の詠唱を試す。すると意外な映像が浮かび上がり……。 そして、整合騎士見習いのロニエとティーゼに《真犯人》の毒牙が迫る――!
《ムーン・クレイドル》編、完結!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★ 6/10

 

 

感想

前巻から続いた《ムーン・クレイドル》編の後半、物語の解決編といったところ。

前巻で起こったシステム的に不可能な殺人事件ですが、圏内事件みたいなトリックが使われているわけでもありませんでしたね。

どちらかというと事件そのものより、アンダーワールドにおける人種問題?を浮き彫りにするというのがメインだったのかなと。

 

ただ、あとがきでアンダーワールドの話はいったん終了みたいなこと書いてあったけど、むしろこっから先が本番で、これはプロローグですよって感じのストーリーだったんですが……

 

ストーリー

ストーリー的には前巻に引続き完全に、ロニエメイン回でしたね。

キリトやアスナは完全にオブザーバー的なポジションとなってました。

それでもおいしいところはかっさらっていくところがキリトがキリトな所以ですが……。

 

それにしても2巻の時もそうでしたが、他のキャラの視点で語られるとキリトの無敵っぷりがホント際立ちますね。

ま、個人的には心意より二刀流でバーサーカーみたいに敵をなぎ倒していくキリトの戦い方の方が好きですが。

 

というわけで殺人犯も捕まって《ムーン・クレイドル》編、堂々の完結!

……えっ!?これ、完結したの!?

いや、確かに実行犯は倒したけど、黒幕も見つかってないし……

というかこの《ムーン・クレイドル》編って、ロニエとティーゼがそれぞれの気持ちに決着をつけるのがテーマだと思ってたんですけど!!

その部分に関しては、びた一文たりとも進展してねぇじゃねぇか!!

最後の最後に多少ティーゼの方は進展するイベントがありましたが、それってキリトが無理やり進展させただけですし、結局決着をつけるところまで至ってないし!!

もしや、川原先生どう落としどころをつけるか決めてなくて、問題を先送りにしたんじゃないだろうな……

 

しかもこっからさらにストーリーが広がっていきそうな引きで終わっておいて、次巻は現実世界に帰還したキリトとアスナがメインの完全な新章だと……?

それはそれですごく読みたいから文句が言いづらいじゃないか。というかむしろSAOの続編発表があった時に期待してたのはそういうお話だったのですごくうれしいのが複雑なところです。

 

ただアンダーワールド編もこの終わり方だと、そのうち続きを書きそうな気もしますね。

――まさかプログレッシブみたいに本編と別シリーズでやるつもりじゃないだろうな……?

 

そんな今巻の見所ですが、やっぱりメインのロニエの活躍……と言いたいところですが、むしろ僕的には月影のかわいさと活躍のインパクトが半端なかった!

とりあえずピナといい月影と言い、abecさんの書くモフモフ系の動物は可愛すぎる!!

 

あとは最近プログレッシブを読み返してたので、アスナのキリトに対する純度100%のデレデレっぷりに感慨深いものがありましたね。

 

キャラ

キリト

今巻でのキリトの見せ場は心意による無双よりも、不可侵とされている「不朽の壁」をショートカットの通路代わりに利用するという、悪ガキっぷりだと思います。

 

アスナ

描写はあまり多くないですが、キリトに甘えるアスナが純粋にかわいい。アスナはツンデレ時よりも恋する乙女モードの方が個人的には魅力的。

 

ロニエ

《ムーン・クレイドル》編における主人公にして、ヒロイン。でもキリトへの想いに関してはなんら進展なし。

 

ティーゼ

前巻はほぼ出番なしだったが、後編になって一気にメインキャラに。でもユージオへの想いに関しては多少の進展を見せるも決着はつけれず。

 

月影

今巻の真の主役にしてヒロイン? とにかくモフりたい。

 

 

 

 






 

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『リア充にもオタクにもなれない俺の青春』 感想

 

リア充にもオタクにもなれない俺の青春 (電撃文庫) 

弘前 龍 (著), 冬馬 来彩 (イラスト)

 

「……どうして、こんなに、色々、面倒くさいんだよ」

本音と建前を使い分け、嘘の上に嘘を重ねる高校生活。

微妙なパワーバランスを維持していくことが、何よりも優先される日々。

一体、これは、何なんだろうか。

 

リア充でもオタクでもない、もしくはそこそこオタクでほどほどにリア充なラノベファン必見の作品

 

リア充は読むな、オタクも読むな。これは俺たちの青春だ!

一奈々子。オタク女子。3ヶ月ごとに「嫁」が変わるタイプの絵師。おどおど小動物系の美少女。口には出さないけど、俺は密かに≪イナゴさん≫と呼んでいる。
上井恵久。リア充女子。カラオケでタンバリン叩いてた人。いつもいい匂いがするクール系の美少女。こっちも口には出さないけど、俺は密かに≪ウェーイさん≫と呼んでいる。
クラスこそ一緒だけど、イナゴさんも、ウェーイさんも、俺とは別世界の住人だ。リア充でもオタクでもない俺は、きっと深いかかわりを持つことなく終わるんだろう。
……そう思っていた。
あの夜、あの公園で、あんな秘密を知ってしまうまでは。
2017年、オタクがメジャーになりすぎた時代。何にもなれない「俺」たちに贈る、新・青春ラノベ開幕!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★ 7.5/10

 

 

感想

この作品は新刊情報でタイトル見た瞬間に読むしかねぇ!と思った作品

なぜなら、リア充でもオタクでもない人間って、俺のことじゃん!!って思ったから。

 

まあ、正確に言えばリア充でもオタクでないっていうより割とリア充でそこそこオタクだったってのが正しい表現ですが……。

しかも高校時代の話なんで、もはや10数年前ですが……。

 

というわけで今回は、そんな中途半端にリア充でオタクだった立場の人間の視点で読んだ感想となってますので、

ガチでオタクの方やリア充の方には何の共感もできないかもしれないような感想になってます。(えー

 

あとリアルタイム高校生以下の方や生まれも育ちも東京という生粋の都会人の方も参考にならないかも。(えー

 

そんな僕がこの作品を読んでの感想としては……

主人公の境遇と心情への圧倒的共感!

オタク社会へのジェネレーションギャップカルチャーショック

といった感じですかね。うん、後半意味不明ですね。。。(えー

 

ラノベ作品としては異例の、オタクでない読者に向けた物語とくそリアルな高校生活の人間関係

といっても決してリア充に向けた作品でもないわけで、前述したとおり僕みたいな中途半端な人間が一番共感出来て楽しめる作品かと思います。

 

まずこの主人公、中学時代は田舎の中学校に通っていて、自己評価ではアニメをこよなく愛するガチのオタク。

高校入学を機にオタク活動を行う「OTA団」という部活がある都会の高校へ入学。

しかしその部活で、自分と本物のオタクとの価値観の違に気づき自分がオタクではないと思い知る。

オタクではなくなった主人公は、もう一つの高校生活を謳歌する道であるリア充を目指します。

もでもって作品のストーリーとしてはこっから始まるわけですが、結局リア充とも価値観が違うということを思い知らされて、「俺って何なのさ?」となるわけです。

 

まあ、世間一般的には十分オタクだけど、オタクから見たらにわかレベルって感じですかね。

そして男女でカラオケ行ったり、昼休みに集まって一緒に弁当食ったり、リア充っぽいこともしてるけど、今いちナチュラルにそれが出来ていない。

 

そんな中途半端なポジションにいるのが今作の主人公、荒川良太です。

 

うん、改めて書くとそこまで主人公の境遇に似てはなかったですね(えー

いや、さすがに女子と普通にハイタッチできたし、ワックスくらいは使ってたし、真面目にサッカー部でしたし。

じゃあなんでそんなに共感できたのかというと、高校生活における人間関係の面倒くささ

作中で同調圧力って書いてありましたけど、まさにその部分の説明と描写があまりにリアル!!

ホントに高校生の時の日常を思い出しました。

いや、別に嫌な思い出とかはないですが、その辺の人間関係に気を使ったり、空気を読まないといけないのがただただ面倒くさかったなと

それが素できるのがリア充であり、現代の都会のオタクなんだなと(これに関してはマジかと思いましたが)。

だからリア充でもオタクでもなく、同じように煩わしさを感じている主人公に対して、「ああ、僕も高時代は同じように思ってたなぁ」とめちゃくちゃ共感してしまったわけです

 

あとリア充女子の≪ウェーイさん≫の中身がマジ天使な点も主人公に激しく同意したいです。。。

 

現代のオタク社会に対するジェネレーションギャップとカルチャーショック

この作品、リア充サイドに関しては、僕の高校時代とほとんど変わってないなと。だから人間関係の面倒くささも含めてすんなり理解できたんですが、オタクサイドに関しては僕のイメージとあまりに違い過ぎて、かなりビビりました!

僕の中のオタク像ってまさに主人公が中学時代に思っていた通りのイメージで、一途で周りの意見に流されない、周囲から浮いてもひたすらに我が道を行くようなイメージだったんですとね。

でもこの作品では、オタクもオタクで、オタクコミュニティの中では周囲に同調して浮かないように気を使う必要があるというわけですよ。

というかぶっちゃけ、興味の対象が音楽とかファッションかか、アニメかというだけで流行を追っかけるという点ではリア充もオタクも同じじゃねぇかと。

正直「オタクの世界ってそんな面倒くさいものなの!?」って感じでかなりショックでした……

 

この点に関しても主人公に共感できるところでして、放映が終わったらそのアニメに興味がなくなるのも納得いかないし、人気声優が結婚したからといって、そのキャラや作品まで嫌いになるのも理解できない。

好きな作品は何年経っても観返したくなりますし、作品と関係ないところで声優が何しようが作品の素晴らしさは変わらないだろうと。

だからこそ主人公の考えに「その通り!」と思えてしまったわけです。

 

 

オタクに関する描写についてはホントかよ?と思う部分もありましたが、

この作品、主人公の心情や立場を読んで「分かるわぁ~」と共感できた方にとっては、間違いなく楽しめる作品ではないかなと

あと主人公がつける脳内あだ名と地の文における主人公の語感のセンスが結構好きです。

 

 

 

 






 

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『精霊幻想記 8.追憶の彼方』 感想

 

精霊幻想記 8.追憶の彼方 (HJ文庫) 

北山結莉 (著), Riv (イラスト)

 

そう、夢だ。これは夢に違いない。

そうでなければ、こんなにも救いのない話はない。

 

少年少女の苦悩と人間模様の描写が秀逸

 

追憶の彼方を歩む少年に、少女たちの選択は――

奇しくも追い続けてきた宿敵と死闘を繰り広げることとなった大都市アマンドにて、遂に美春たちが捜す人物のひとり・皇沙月の情報を入手したリオ。
折りよくリーゼロッテら貴族から、今までの功績に対する褒美の内容を求められていたリオは、勇者として召喚されたらしい沙月が出席するという夜会への参加を褒美として要求し、美春たちの待つ精霊の里へと帰還を果たす。
一方、夢を通してリオが春人なのではないかという疑念を抱いた美春は、悩んだ末にとある人物へと話を持ち掛けるが――。

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★ 7/10

 

 

感想

一気に物語が動き出した前漢から一転、今巻は大きな戦闘はなく新たな展開に向けての布石の回と言った感じでした。

 

その分各キャラの内面描写、人間模様について深く描かれています。

相も変わらずみんな思い悩む思い悩む!

この作品は主人公の圧倒的無双シーンも見所ですが、こういうシリアスな心情描写も本当に秀逸ですね。

おかげで、中休み的な回なのに実に濃い内容でした。

 

 ストーリー

敵の襲撃からフローラを救い出したし、その功績に対する褒美の内容を求められていたリオは美春たちが捜す人物のひとり・皇沙月が出席するという夜会への参加を褒美として要求し、彼女と美春たちの再会の足掛かりをつかみます。一方で美春は夢を通してリオが春人なのではないかという疑念を抱いき、そのこととリオの美春に対する態度で思い悩むことになります。

ストーリー展開としては、次巻以降の沙月もしくは他の勇者との邂逅に向けた布石と準備回でした。
見所としてはフローラや美春、ラティーファに春人の苦悩と人間模様、そしてついに明かされるリーゼロッテの正体といったところでしょうか。

何気にリオとリーゼロッテの探り探りの話し合いのシーンとか好きです。

リーゼロッテの正体に関しては変に捻ることなく予想通りでした。これから彼女がどうストーリーに関わってくるのか、今後の展開に期待です。

 

そしてこれまで全く縁のなかった人物のほとんど(カラスキ地方除く)が、今巻でリオを通じて繋がったわけですが、彼女たちの関係性にも要注目ですね。

 

 キャラ

 

リオ(天川春人)

家事に戦闘に対人スキルにとまさに完全無欠の主人公。片っ端からヒロインとのフラグを乱立するもオールスルーを決め込む鋼の理性を持つ超絶紳士。

復讐に身を焦がすダークヒーローと思わせておいて、どうっからどう見ても善人な人。おそらくそのギャップが苦悩の一つの要因になっているのではないかと思います。

 

アイシア

実は空気が読める上に人の心情も察することが出来るという、戦闘以外でも高スペックぶりを発揮。

 

綾瀬 美春

ついに本音を明かした(主人公以外にですが)正ヒロイン候補。乙女心とお姉さんという立場との板挟みにその心は耐えられるのか。

 

セリア・クレール

今巻ではストーリーの中心から外れた立ち位置のためか、現状完全に恋する女の子状態。

 

ラティーファ

巻を重ねるごとに増すヒロイン力。今巻でも何気においしい立ち位置を務めてます。

 

フローラ

ミス不遇のお姫様。一体彼女が何をしたというのか。いや、何もしなかったから今の状況なわけですが……。願わくば彼女の心に救いがあらんことを。

 

リーゼロッテ・クレティア

ようやく明かされた正体。超絶才女だけど気が回りすぎて精神的に苦労人ポジションの印象が大。

リオが天川春人だとしった彼女の心情やいかに?

 

千堂 亜紀

リオ(天川春人)や美春への心情に変換の兆しも見え、今後の展開が読めないキャラの一人。

 

千堂 雅人

作中屈指の前向き&好感度高めのキャラは今巻でも健在

 

 

 

 

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『魔術破りのリベンジ・マギア 2. 偽りの花嫁と神々の偽槍』 感想

 

魔術破りのリベンジ・マギア2. 偽りの花嫁と神々の偽槍 (HJ文庫)

子子子子子子子 (著),    伊吹のつ (イラスト)

 

「そんじゃ、まあ――ちょっとだけ本気を見せたげる」

「ふん……不本意だがここからは少々、本気をだしてやろう」

 

熱い王道ストーリーで描かかれる魔術の異種格闘技戦

 

魔女学園で起きた事件のほとぼりも冷めきらぬ頃、突如フランセスの元に彼女の弟が訪れ、政略結婚の決定を告げてきた。晴栄との出会いを経て己の意志で歩み始めたフランは、その縁談を破棄すべく魔術の本場・欧州は独逸の啓明学園に向かう。その隣に彼女の人生を変えた“恩人”たる陰陽師を従えて――。「僕はお前が運命に抗い続ける限り、この手を伸ばすと約束した」レーヴァテイン、ブリューナクなどの術装を相手に、変幻自在の陰陽術で立ち向かえ! ハイエンド魔術バトルアクション第二弾!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★☆ 7.8/10

 

 

感想

多種多様な魔術が入り乱れる、まさに魔術の異種格闘技戦とも言える『魔術破りのリベンジ・マギア』ですが、1巻同様今作も魔術理論が凄い!!

もはや大学に魔術体系や魔術史の単位があったら、講師ができるんじゃないか無いかというレベルですね。

 

正直、この部分だけでも買う価値あるんじゃないかと思えるほどすさまじかったです。

ストーリーも期待通りの王道展開かつテーマもシンプルで、1巻からさらに面白くなってるなという印象を受けました。

 

 2巻の見所もやはり圧倒的なまでの魔術理論と綿密な設定

今回の舞台はドイツ、ヨーロッパということで

ルーン魔術に術式兵装、レーヴァテインにブリューナク、ロンギヌスにグングニルに果てはゲイ・ボルグまで、もはや型月世代にはたまらない設定・語句・魔術のオンパレード。

そしてこの作品の素晴らしいのは、それら一つ一つにしっかりとした理論と背景の説明がされており、しっかりと説得力を持たせてるところですね。

だから、れだけの要素を詰め込んでも薄っぺらくなるどころか、むしろ世界観に深みを感じさせられます。

 

ぶっちゃけ巻末の参考文献見ても、いかに入念に調べ上げてこの作品が書かれてるかが伺えるかと思います。

 

というかこの参考文献見た時は脱帽しましたよ。やっぱここまでしないと、ここまでの作品は書けないんだなと……

僕には絶対無理だわ!(えー

 

 シンプルな構成ながらもツボを押さえたストーリー展開

設定の凄さは1巻の時から分かってましたが、個人的に1巻から一番良くなったと思ったのがストーリー構成ですね。

今巻ではメインのストーリーであるフランセスのお家騒動とそれに伴うルドルフの陰謀に関わる話に特化して描かれてるんですが、そのおかげ1冊の中にきれいにまとめあげられるなという印象を受けました。

テーマが絞られてる分一つ一つのイベントがじっくりと描かれていて、非常に物語に入り込みやすかったです。

そしてここぞという所で期待を裏切らない展開に持っていくセンスは流石!!

狐狼丸の本領発揮のシーンとか鴨女無双の場面とか、こっちが待っていた展開をピンポイントで描いてくれています!

っていうかこの二人の戦闘シーンの挿絵、超かっけぇな!?

まさに真打登場って雰囲気のイラストですよ!

 

というか鴨女に関しては主人公よりおいしい所を持っていっている気がします。

なんていうか普段は場を引っ掻き回す癖に大事な部分では核心をつくとことか、自分の感情に正直なとことか、ぶっちゃけ主人公より男らしい気が……。

というか、主人公がかなりのツンデレすぎて、読んでて「思春期の中学生か、お前は!」と思ってしまいましたから。(えー

完全に好みの問題ですが、主人公についてはやっぱかっこよくあってほしいので、もう少し大人になってほしいかなと。

その辺り、最後の方では少し成長の兆しが見えたので今後に期待ですね。

 

 

 

ということで、全体を通して個人的に派は明らかに1巻から面白くなってるんですが、

こっからさらに色んな魔術が登場して、世界観が広がっていくと、もともっと面白くなっていきそうなんで、今後も考えて7.8点という小刻み活中途半端な点数にさせてもらいました。

この辺の採点は適当な僕の性格が反映されてるんで、すいません。。。

 

余談ですが、コミカライズ決定ということで、おめでとうございます。

ただ、この作品て子子子子先生の地の文での設定やら魔術の説明やらがなくなると魅力半減しちゃう気もするんですが、その辺りはコミカライズする作家さんの腕の見せ所ですね。

 

とりあえず、陰陽術×東洋魔術系のバトルとかも期待。

 

 

個人的名言・名シーン

「そんじゃ、まあ――ちょっとだけ本気を見せたげる」

by 狐狼丸

 

「ふん……不本意だがここからは少々、本気をだしてやろう」

by 鴨女

 

 

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