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『終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか? #05』 感想

 

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)

枯野 瑛   (著), ue (イラスト)

 

どうか、どうか。

わたしの大切なあの家の、

わたしの大切なあのひとたちが。

この夜の明けた、その先に、

暖かな明日を、迎えられますように――

 

涙と希望を受け継いだ、次代妖精による第2部!

その日、2番浮遊島は完全に沈黙した。

遺跡兵装(ダグウェポン)モウルネンの真実を知るべく、護翼軍司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。
彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。
昏倒して目覚めない堕鬼種(インプ)を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。
「わかってるんでしょう? あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」
別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片――あの夜の記憶。

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 8/10

 

感想

僕的に『すかすか』とか『すかもか』って読むのに気合がいるんですよね。こう、真剣勝負みたいな……通勤途中とか何かの待ち時間とかじゃなくてじっくり読まないといけない感じがするというか……

そんな言い訳で2週間ほど積んでしまっていた『終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?』、通称『すかもか』5巻の感想です。

ストーリー

やっぱゆるい感じで読める展開じゃなかったよ……我ながら気合入れておいてよかったぜ!(えー

というわけで、いい感じ?に状況が絶望的になってきましたね。

 

 

っていうかもうこの世界終わっちゃってんじゃん!「でも、その秒読み、まだ残ってるし」って段階じゃねーよ、既に!!

プロローグで明かされた衝撃の事実。それを補完するように本編で明らかになっていく真実。

ぶっちゃけ『すかもか』に移ってからはどっちかっていうと妖精たちの未来に関する話がメインで、獣や世界に関することは『すかすか』ほど掘り下げてきていなかったので、かなり油断してましたよ。

まさかここで一気にこういう舵の切り方をしてくるとはっ!流石としか言いようがないです!

そんな中、変わらず目の前を懸命に生きているラキシュやティアットの描写がすごく美しく感じられました。

そこにノフトやラーントルクといった前シリーズからの先輩も絡んできて「うおっー!!」ってなって、ラキシュの覚悟に「うわーっ!!」ってなって、ティアットのいじらしさに「ああぁぁぁっ!!」ってなって、極めつけはネフレンの登場に「うぉぉぉぉっ!!!」って感じで、感情の揺れが激しすぎてマジで読んでておかしくなりそうでした。

改めて通勤途中とかに読まなくて正解だったぜ(えー

 

気になるのはこの後、ヴィレムが復活して主役の座をかっさらうのか、フェオドールが最後までしっかり主人公するのか。

個人的にはやっぱりヴィレムに活躍してほしいですが、『すかもか』に関しては最期までフェオドールに突っ走ってもらって、次シリーズで再びヴィレムのターンってのが理想ですかね。

 

キャラ

とりあえず先輩方がかなりおいしくでしゃばりまくってますね。

『すかすか』1巻からずっと追いかけてきた自分としてはうれしい限りですが……後輩たちの為にもう少し自重してあげて!!

 

でも後輩たちも負けじと、この終わりかけの世界で必死にもがいてます。その生き様がまた心に刺さる刺さる!

やはりこの作品はキャラの心情描写が最高だなと改めて思い知らされましたね!!

でも僕的には満を持してのラストのネフレンに全て持っていかれました。いや、ネフレン自体は一言もしゃべってないし何もしてないんですけどね。ホントに登場しただけ。

それでも「うぉぉぉぉっ!!!」ってなったのは、それだけ前シリーズから積み上げてきたものが大きいということでしょう。

あと単純に僕がかなりのネフレン押しというのもあります。(えー

 

やはりこの作品は未来が全く見えない中で、必死に生きる妖精たちの生き様がたまらないですね。

 

総評

全編通して胸を締め付けるような心情描写の連続に世界に隠された衝撃の事実、先輩妖精たちの出番にネフレンの登場と見所てんこ盛りの『終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?』5巻でした。

とにかくかってないほどに詰みきった状況からどのように世界は動くのか、本当に星神や地神はもうこの世界にはいないのか。っていうかエルクの出番はあるのかっ!?そしていったいこっからどうやって『すかすか』5巻ラストのシーンに繋がっていくのか――過去最高に続きが気になります。

 

 

 

<個人的名言・名シーン>

「――私は、いま、ここにいるの」

「明日はどうとか、知らない。いまは確かに、あなたの目の前にいるのよ」

by ラキシュ

 

「やっぱ、クトリ先輩たちみたいには、なれないなぁ……」

 そんな寂しげな、それでいてどこか楽しそうな呟きを、聞いた。

by ティアット

 

「よし!」

満足そうに、ティアットは笑った。曇りのない、この子は本当にいま心から喜んでいるんだということが伝わってっくる、そういう笑顔だった。

by ティアット

 

 

 

 

 

 

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ライトノベルで最高におもしろいシリーズ「1巻」 10選

 

今回はシリーズ物の作品の中で、1巻だけ読んでも一つの物語として完成されていて、最高に面白いライトノベルをピックアップしてみました。

というのも、たとえシリーズものだとしても、1巻に関してはあからさまに続きありきの終わり方やストーリーより、単独でも物語が完成している、ようは仮に2巻以降が出なかったとしても、単巻完結作品としてきれいに成り立っているべきである。・・・・・・・というのが僕の超個人的な好みだからです!(えー

 

もちろん巻を追うごとに、どんどんおもしろくなっていくようなお気に入りのシリーズもいっぱいありますが、やはり新作に関しては、1巻単巻での完成度もすごく大切だと思うわけですよ。

 

 

そんなラノベ1巻に無駄なこだわりをもつ管理人が選ぶ「最高におもしろいライトノベル"1巻"です」

一応シリーズの1巻という位置づけなんで、今回は単巻完結作品は対象外で。

1巻だけでも一つの物語として完成してますので、読んだことがない作品があったら、単巻完結作品を読むつもりで試しに読んでみてはいかがでしょうか。

 

・・・・・・おそらくこんなバカなテーマを書こうとするのは僕くらいではないだろうか。。。

 

 

86―エイティシックス―

サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そう――表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!

感想

読み終わった後にはまるで1本の映画を見終わった後、あるいは長編シリーズの最終巻を読み終わった後のような感無量とも言える読後感があります。

あまりにもラストの終わり方が素晴らしかったがために、2巻の発売を知った時には期待と同時に不安も感じてしまうほど、1つの物語として素晴らしかったです。

ストーリーは全編シリアスで、特に心情描写圧倒的とも言えるくらい凄いです。

なにより、エイティシックスと呼ばれる少年・少女達の誇り高き信念とその生き様、シンが仲間と結んだ約束に魂が震えることでしょう。

そして帯の煽り文にうそ偽り無く、最後の一文まで文句なしの作品です。

正直エピローグ読んでて鳥肌が立つほど素晴らしい

 

管理人の『86―エイティシックス―』感想

 

 

サクラダリセット

「リセット」たった一言。それだけで、世界は、三日分死ぬ―。能力者が集う街、咲良田。浅井ケイは、記憶を保持する能力をもった高校一年生。春埼美空は、「リセット」―世界を三日分巻き戻す能力をもっており、ケイの指示で発動する。高校の「奉仕クラブ」に所属する彼らは、ある日「死んだ猫を生き返らせてほしい」という依頼を受けるのだが…。リセット後の世界で「現実」に立ち向かう、少年と少女の物語。

感想

ストーリー、世界感、会話、文章の全てが、澄んだ空気のように透明感あふれる雰囲気をかもし出しており、とにかく美しいと感じさせる作品

伏線の使い方も見事で、1巻のエンディングに向けて少しずつ様々な出来事が収束していく構成は素晴らしく見事

この作品もまた、1巻を読み終わった後には極上の青春映画を見終わった後のような清清しい読後感を味わうことができます。1巻単巻で読んでも、シリーズ全体を通して読んでも、物語として圧倒的なまでに完成されている屈指の傑作

 

ライトノベルデータベース『サクラダリセット』

 

管理人の『サクラダリセット』感想

 

 

ソード・アート・オンライン

クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の“死”を意味する──。謎の次世代MMO『ソードアート・オンライン(SAO)』の“真実”を知らずログインした約一万人のユーザーと共に、その過酷なデスバトルは幕を開けた。 SAOに参加した一人である主人公・キリトは、いち早くこのMMOの“真実”を受け入れる。そして、ゲームの舞台となる巨大浮遊城『アインクラッド』で、パーティを組まないソロプレイヤーとして頭角をあらわしていった。 クリア条件である最上階層到達を目指し、熾烈な冒険(クエスト)を単独で続けるキリトだったが、レイピアの名手・女流剣士アスナの強引な誘いによって彼女とコンビを組むことになってしまう。その出会いは、キリトに運命とも呼べる契機をもたらし……。果たして、キリトはこのゲームから抜け出すことができるのか。

感想

2017年現在、最も有名なライトノベル作品と言える程のモンスター作品になった『SAO』の記念すべき第1作にして、個人的シリーズ最高傑作。1巻はタイトルにもなっているVRMMORPG「ソードアート・オンライン(SAO)」を舞台としたデスゲームものとなっています。デスゲームもの自体は比較的ありがちな設定ですが、VRMMOとしての描写、デスゲームにおけるプレイヤーの心情描写が圧倒的。この作品以外にあまりVRMMORPG+デスゲームというジャンルの作品が出てこないのは、SAOがあまりにも完成されすぎているからじゃないだろうかとすら思えてしまえる程です。

WEB小説で言う所の1章部分がちょうど1巻に収まっているんですが、1冊にもかかわらず長編シリーズの最終巻を読んでいるかのような気分にさせられます。それほどまでにこちらのテンションを煽ってくるストーリー構成が素晴らしい!!

管理人はWEB小説で読んでいた際、ここで終わった方が物語として美しいんじゃないだろうかと、続きが蛇足にならないか不安になってしまったほど、だけでも1つの物語として完成されています

 

ケモノガリ

「わずか四時間の、しかしあまりにも濃密な疾走感。一頁目からラストまで息つく間さえないほどに」

「Fate/stay night」の奈須きのこも大絶賛した痛快デスレース・アクション大傑作! 何もかもが平凡な少年。だが誰にでも一つくらいは取り得がある。彼の場合はそれが「殺人」だった――。東欧小国で修学旅行中のバスが拉致された。犯行グループは財閥の好事家たちによる「狩猟クラブ」。GPSを埋め込まれ、廃墟の街を逃げまどう生徒たち。「人間狩り」のゲームが始まる。しかしその時、誰も予期せぬトラブルが起こった。赤神楼樹の才能が、極限状況下で開花してしまったのだ。赤神の鎖が解かれる……逆転するゲーム。ゲームをさらに盛り上げるため、続々と放たれる娯楽提供者……ガスマスクを着用した毒薬使いの黒ドレスの女。ホッケーマスクのシリアルキラー。無惨に散る「ケモノ」は、果たしてどっちだ――?

感想

まるで1本のアクション映画を見ているような物語の展開と疾走感、舞台設定が素晴らしい!

あえて言うなら超どシリアスな俺tueeeものといったところでしょうか。主人公の内面の葛藤と心情描写はとにかくシリアスでヘビー。しかしひとたび戦闘に入れば圧倒的なまでの主人公の活躍が爽快です。

戦闘はほぼ主人公の赤神楼樹一人で受けもつことになりますが、ちゃんとその他のキャラにもドラマが用意されています。

1冊にこれでもかと詰め込みながら、全く詰め込みすぎな感じがしないくらいきれいにまとめれている辺りは驚嘆します。

 

ライトノベルデータベース『ケモノガリ』

 

 

ムシウタ

「ねえ、あなたの夢を聞かせてくれない?」人の夢を喰う代わりに、寄生主に超常の力を与える“虫”が出現して10年。薬屋大助は通学電車で少女・詩歌と出会い、強く惹かれあう。だが詩歌は“虫憑き”を収容する国の極秘施設からの逃亡者だった。特別環境保全事務局は最高のエージェントにして最強の虫憑き“かっこう”に出動を命じ、容赦なく詩歌を追い詰めようとする! せつなく激しい想いが織りなす、それは最高で最悪のボーイ・ミーツ・ガール!

感想

個人的に胸を締め付けられる現代異能バトルものランキング第1位の作品。

現代異能バトルものの作品で、これほどまでに夢と命について重く扱ったライトノベルを僕は他に思いつかないです

特に1巻は1冊のストーリーの中にその要素が凝縮されているなと。大助の、詩歌の、利菜の想いがせつなく、激しく胸を締め付けてきます

そして驚きなのが、この1巻のストーリーがシリーズを通してずっと大きな意味を持っているということですね。

当然1巻単独でも素晴らしい読後の余韻を感じさせてくれます。

 

ライトノベルデータベース『ムシウタ』

 

 

キーリ ~死者たちは荒野に眠る~

キーリは教会の寄宿学校に通う14歳の少女。霊感が強く霊が見えることから、神の存在や教義に疑問を抱いており、学校でも孤立していた。 冬の長期休暇の初日、キーリは旅の<不死人>の青年ハーヴェイと、その同行者の小型ラジオの憑依霊・兵長と知りあう。不死人は戦争で量産された不老不死の兵士であり、現在は教会に追われる身。自分と同じく霊が見える人間にはじめて出会ったキーリは、彼らの旅についていく事に……。鉄道旅行を続ける中、様々な亡霊たちとの出会いと別れを経験しながら、キーリはやっと自分の居場所を見つけた気がしていた。 ――旅の終わりは思いのほか早く訪れる――。ハーヴェイが教会の<不死人狩り>に捕まってしまい、キーリは寄宿舎に帰されてしまったのだ。孤独な日常に戻ったキーリ。しかし、彼女の長くて短い休暇は、終わったわけではなかった……!? 圧倒的なキャラクターの魅力と、お話の面白さで読み手を引き込み離さない超力作。

感想

退廃的で無常感漂う独特の世界観に引き込まれます。

短編連載に近い形で物語は進んでいくんですが、どこか淡々としつつも、少しだけ切なさを孕んだストーリー展開が魅力です。また、ゆるいリズムで繰り広げられるキーリとハーヴェイ、兵長の会話が微妙に微笑ましい。

1巻はキーリが本格的に旅に出るまでを描いた半プロローグ的な物語でもあるんですが、これはこれで一つの物語として完成されていると思います。あらすじの雰囲気がこれ以上ないくらい作品の雰囲気を凝縮しているので、あらすじ読んでぐっと来た方は読んでみて間違いないかと思います。

 

ライトノベルデータベース『キーリ

 

 

ウィザーズ・ブレイン

大気制御プラントの暴走と戦争により、人類は滅亡の危機に瀕していた。存在の『情報』を書き換えることで物理法則すら操る「魔法士」の少年、天樹錬は、世界にただ七つ残された閉鎖型都市「シティ」のひとつ、神戸シティに輸送される実験サンプルの奮取の依頼を受けるが、サンプルとは、フィアという名の少女だった。一方同じく魔法士の「騎士」黒沢祐一は、「シティ」存亡の鍵を握るフィアを取り戻すため、錬を追う。それぞれに守りたい人々のため、ぶつかり合う錬と祐一…しかし、彼らの知らぬ所で、恐るべき陰謀が動き始めていた!

感想

『ムシウタ』が胸を締め付けられる現代異能バトルものランキング第1位なら、こちらは個人的胸を締め付けられる魔法ファンタジー作品ランキング第1位

ちなみに僕の中では『ウィザーズ・ブレイン』はSFではなく、魔法ファンタジーだと思ってます。

1巻から全編通してどシリアスな展開、正解のない問いと主人公が出した答え。

切なくも胸を打つストーリーは圧巻の一言です

 

ライトノベルデータベース『ウィザーズ・ブレイン

 

 

月とライカの吸血鬼

宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女の物語。

人類史上初の宇宙飛行士は、吸血鬼の少女だった――。
いまだ有人宇宙飛行が成功していなかった時代。
共和国の最高指導者は、ロケットで人間を軌道上に送り込む計画を発令。『連合王国よりも先に、人類を宇宙へ到達させよ!』と息巻いていた。

その裏では、共和国の雪原の果て、秘密都市<ライカ44>において、ロケットの実験飛行に人間の身代わりとして吸血鬼を使う『ノスフェラトゥ計画』が進行していた。とある事件をきっかけに、宇宙飛行士候補生<落第>を押されかけていたレフ・レプス中尉。彼は、ひょんなことから実験台に選ばれた吸血鬼の少女、イリナ・ルミネスクの監視係を命じられる。

厳しい訓練。失敗続きの実験。本当に人類は宇宙にたどり着けるのか。チームがそんな空気に包まれた。
「誰よりも先に、私は宇宙を旅するの。誰も行ったことのないあの宇宙から月を見てみたいの」
イリナの確かな想い。彼らの胸にあるのは、宇宙への純粋な憧れ。

上層部のエゴや時代の波に翻弄されながらも、命を懸けて遥か宇宙を目指す彼らがそこにはいた。宇宙に焦がれた青年と吸血鬼の少女が紡ぐ、宙と青春のコスモノーツグラフィティがここに。

感想

果たして今回のテーマでこの作品を挙げるべきかはかなり迷いました。

理由は現時点で2巻までしか発売していないことと、その2巻も圧倒的にすごかったため

でも、じゃあなんでこのテーマでこの作品を挙げたのかというと……確かに2巻も圧倒的だったけど1巻単独でも尋常じゃなく面白いから!!

ストーリー、日常描写、キャラの心情描写、世界観、舞台設定の全てがエンディングに向けて収束していくストーリーはとにかく美しいです。

なにより読後感が素晴らしく、読み終わった後に優しい気持ちになれる1冊

ちなみに1巻単独で読むと単巻完結作品のようで、2巻とセットで読むと全編後編のように感じる完璧なストーリー構成になっています。

 

管理人の『月とライカの吸血鬼』感想

 

 

始まりの魔法使い

かつて神話の時代に、ひとりの魔術師がいました。彼は、“先生”と呼ばれ、言葉と文化を伝え、魔法を教えました。そんな彼を人々はこう呼びました。―始まりの魔法使い、と。そんな大層な存在ではないのだが―「だから火を吹かないで!」「ごめんごめん。私にとってはただの息だからさ」竜として転生した“私”は、エルフの少女・ニナとともに、この世界の魔法の理を解き明かすべく、魔法学校を建てることにした。そこで“私”は、初めての人間の生徒・アイと運命の出会いを果たした―。これは、永き時を生きる竜の魔法使いが、魔術や、国や、歴史を創りあげる、ファンタジークロニクル。

感想

これまた『月とライカの吸血鬼』と同じく、現時点で2巻までしか発売していない作品なんですが、月とライカを挙げたならこれも良いだろうということで。

正直1冊でここまで壮大な世界観を感じさせる作品というのは、僕にはちょっと思い浮かびません。1巻では長い歴史のほんの始まりの部分にスポットを当ててるといった感じなんですが、それでも悠久の時を感じさせる神話のような印象を与えてくれます。個人的に書籍版で加筆された(元はカクヨムサイトに掲載されているWEB小説です)プロローグの部分がめちゃくちゃ効果的な役割を果たしているからだと思います。歴史のほんの始まりの部分と書きましたが、これ1冊でも完成された物語として成り立っており、感動的な読後感を味わえます

 

管理人の『始まりの魔法使い』感想

 

 

りゅうおうのおしごと!

玄関を開けると、JSがいた――
「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に
押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。きゅうさい。
「え? ……弟子? え?」
「……おぼえてません?」
憶えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、
八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していく――

 

ガチ将棋押しかけ内弟子コメディ、今世紀最強の熱さでこれより対局開始!!

感想

僕としては作品についての最高傑作は5巻だと思っているのですが、1巻だけでもこれまで挙げた作品に巻けず劣らず面白いです。1冊の中でしっかりと起承転結があり、山場は最高に熱く、エピローグを読み終えた後の読後感も素晴らしい

あとはこの1巻の時のあいと八一の関係性が一番好きですね、本当に師匠と弟子って感じで

八一の大局も5巻の対名人戦の次に好きなのも

個人的に八一の将棋については、天才的な才能を発揮する指し方よりも、関西将棋の泥臭さ全開で指すシーンの方が好きなので。対名人戦でも一番好きなのは千日手を読みきったシーンより、名人の”マジック”に頓死上等の関西将棋で立ち向かっていくシーンですからね。

ということで、将棋の対局もあいとの師匠と弟子の物語も、1巻から熱量全開でたぎらせてくれます!!

 

 

なんかここ数年のシリーズが地味に多いのは、たぶん僕の記憶力の問題……

ちなみにシリーズ全体でも面白い作品ばっかりなんで、試しに1巻読んでみて、面白かったら続きを買っても間違いないと思いますよ。(えー

 

 

 

 

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『ミリオン・クラウン』 感想

 

ミリオン・クラウン1 (角川スニーカー文庫) 

竜ノ湖 太郎 (著), 焦茶 (イラスト)

 

此れを見よ、彼を見よ、この人類退廃の世に咲く赤き徒花を。

 

世界の命運をかけた人類最強戦力の闘いが幕開ける。斬り拓け――新時代!

新暦307年、世は人類退廃の時代。
東京開拓部隊の茅原那姫(かやはら・なつき)は、この星を支配する環境制御塔で発見された青年・東雲一真(しののめ・かずま)と出会う。
しかし――「この時代の常識が無いし、知識も無いし、国籍すら無いし! ちょっとカズ君、きみ今までどうやって生きて来たの!?」
正体不明の東雲一真に振り回されることに。

そんな中、極東の国に次々と現れる脅威。巨躯の怪物、天を貫く塔、十二の王冠種――
襲い来る脅威の前に“日出国の希望”が立ち上がる!

 

人類再演の物語「ミリオン・クラウン」此処に開幕!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 8/10

 

感想

公式サイトのPVを観て完全にやられた作品、竜ノ湖 太郎先生の『ミリオン・クラウン』の感想です。

読む前からかなり期待してた作品ですが、期待以上の完成度でした

ストーリーとしてはあらすじから感じる印象そのまんまの王道ヒロイックSFファンタジーといった展開ですが、描写と地の文の言い回しがバリかっこいい!!

文章がにてるわけではないですが、Fateの戦闘シーンの言い回しに通じる、文章から感じる熱さがあります。

というかPVのナレーションのセリフがいちいちかっこいい。

 

 

どストライクな世界観と設定

作品の舞台は人類が滅びに瀕した数百年後の未来。

環境制御システムの暴走により国土の大半が水没した日本を復興するため、異形と化した巨躯の怪物という脅威と戦い続ける生き残った人類。

――この退廃的でシリアスな世界観がかなり僕の好みど真ん中と言った感じでした。

 

さらにちょいちょい二つ名的なネーミングが登場するんですが、それがまた絶妙に僕の男心をくすぐってくるんですよね。

人類最高戦力"ミリオン・クラウン"とか、惑星史上最強の生命体たる"十二の王冠種"とか、割とシンプルでイタ過ぎない絶妙なバランスだと思います。

超個人的な好みですが、これ以上やり過ぎたりルビを多用しすぎるとちょっと読んでてちょっと恥ずかしくなっちゃうんですよね(えー

そういう意味ではそのギリギリを上手くついていて、素直にかっけぇと思いました。

ちなみに物語終盤で"十二の王冠種"がのうち七体の名前が羅列されるシーンがあるんですが、それぞれの呼び名は

太平洋の覇者 ”モービーディック”

不死の怪物 ”ジャバウォック”

北極の獣王 ”ダジボーグ”

赤道の空王 ”リントヴルム”

海没大陸の畜帝 ”蚩尤”

赤竜王 ”ペンドラゴン”

となっています。か、かっけぇ……

 

奇をてらわないストレートなストーリー展開

ストーリーとしてはまさにバトルものの定番通りの展開ですが、文章力が高いからか飽きることなく物語に没入して一気に読み進められます。

 

戦場での主人公と一馬とヒロインの那姫とのボーイミーツガールから主人公の実力の一端を垣間見せる敵とのバトル、主人公がこの時代の知識に乏しいという設定を利用しての世界観の説明、強敵の来襲からピンチにさっそうと駆けつける主人公。そしてラストバトル~主人公の真の実力の解放と、まさにヒロイックものの超王道といった物語でした

 

ちなみに、主人公の圧倒的な強さ的に俺tueee系とも言えるかと思うんですが、僕としてはあんまりそういう印象は受けなかったので、あえてヒロイックものという言葉を使ってます。

 

個人的には俺tueee系ってそこまで得意ではないんですが(もちろん好きな作品もありますが)、それって主人公が強いっていうより敵が小物っぽく書かれてる作品が多いからなんですよね。

僕的には敵もかっこいい作品の方が好きなので。

その点この作品は敵の凄さをしっかりと描いた上で、主人公がその上を行く強さだということが説得力を持って描写されているので、素直に「主人公めっさ強ぇぇ!!」って思えました。

それだけバトルシーンの描写が上手くて文章力が高かったということなんですが、改めて文章力って大事だなと思いましたね。

 

総評

世界観・設定・ストーリー・バトル描写とのそれぞれが高いレベルでバランスが取れていて、バトルものとして非常に完成度が高い作品だと思います。

なによりまだ説明だけで作中には登場していない人類最高戦力である"ミリオン・クラウン"やモービー・ディック以外の"王冠種、今回言葉だけが登場した”天悠種”など、今後の物語の広がりが非常に気になる作品でした。

 

 

 

<個人的名言・名シーン>

あの青年はまだ、人類退廃の時代の真の意味を知らない。

 文明の終着点が生み出してしまった怪物を、彼はまだ知らない。

 人類退廃の世を盤石にした、惑星史上最強の生命体。

「来る………”太平洋の覇者”、モービー・ディックが………!!!!」

by千尋

 

どれだけ今が辛くとも。どれだけ敵が強大で、永く暗い夜が続くとしても。

それでも――明けぬ夜は、この世にはないのだと。

赤服を着るものには、極東に生きる全ての人間の意地と誇りを託されたのだ。

 

 

読み上げられた数値に那姫までもが驚嘆した。

粒子蓄積量は人類史上第三位。

適合率は人類史上二位、三位に並ぶ。

 

 

この人類退廃の時代に”否”を叩きつけられる唯一の存在。

人類史上最強の戦力と謳われる者たち。

今この瞬間を以て――この極東に、新たな王冠クラウンが生まれたのだと。

 

 

 

 

 

 

 

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インフィニット・デンドログラム-5』 感想

 

『<Infinit Dendorogram>ーインフィニット・デンドログラム-5.可能性を繋ぐ者達』 (HJ文庫)

 

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★★☆ 8.5/10

 

 

感想

とにかく熱い!!!!

それ以外に感想の言いようがないくらいに燃えます!滾ります!!

熱さが売りのデンドロの中でも、最強に燃える展開の連続で、読み終わった後にはむしろこっちが燃え尽きるほどの熱量でした。

毎回デンドロの感想では熱い、熱い叫んでますが、今回はその中でも究極なレベルだと宣言しておきます

というかクマにーさんがっ、クマにーさんがずるいっ!!

マジでおいしい所を持っていきすぎでしょうっ!!

 

ストーリー

ストーリーとしては3巻から続いたギデオン編のクライマックス。

一切のひねりも持たず、直球ど真ん中の超王道といった物語ですが、もはや直球というより剛速球といもいうほうがふさわしい!!

予想通りの展開ではあるんですが、むしろこれ以上ないタイミングで期待通りの展開に持っていっているなという感じです

劣勢な状況からの<超級殺し>の助太刀。それでも圧倒的戦力差から絶体絶命のピンチに陥ったところからの真打?登場とクマ無双。

そしてフランクリンとの最終決戦からの決着。この流れで滾らなければ男の子じゃないでしょうってくらい完璧な展開だったと思います。

その後のエピローグ~最後の引きに至るまで、1部完結編としてこれ以上ないくらい見事な構成だったと思います。

4巻で、レイがフランクリンに向かって吐いた名言がラストの伏線になっているところも最高でした。

強いて気になった点を上げるとすれば、主人公以上にクマにーさんとマリーが大活躍しちゃってることくらいか……

個人的にこの二人大好きなキャラなんで、僕的には何の問題もなかったですが。

 

キャラ

もはや、今回はクマにーさんが全てを持っていってしまったといっても過言ではないでしょう

その行動や実力、おいしいところも持っていくタイミングの良さはいまどき珍しいくらいの完全無欠のヒーローと言えるかと。

そんな兄貴無双の中でも前巻につづいてマリーが地味に大活躍してます。

そして彼女の苦労系キャラがどんどんいい味出してきてますね。

今人気投票とかやったらクマとマリーの二強になりそうなくらい好感度アップイベントの連続でした。

一方で前巻もそうだったんですが、ルークのキャラは正直ちょっと苦手かも。いい奴だとは思うんですが・・・・・・。

 

総評

やっぱり言えるのはひたすらに熱い!!!!ということ。

まさにこの作品の魅力がこの1冊に詰め込まれていると言えるインフィニット・デンドログラム5巻でした。

 

 

 

<個人的名言・名シーン>

「そういうイチバチのカウンターは、もうちょっと格好良い場面でやるクマ―」

by シュウ

 

『あー、テステス。聞こえるか―、フランクリン』

『……ああ、聞こえているねぇ』

『そっかー。良かった良かった。じゃあ宣言するわー』

『今夜お前が開いたゲームで、お前は最大のミスを犯した』

『――それは”弟”と”俺”を敵に回したことだ』

by シュウ & フランクリン

 

その答えとは、

「……”リアルから持ってきた戦闘技術”、とかいわないだろうねぇ」

by フランクリン

 

右腕を失い、ネメシスを落としながらも、フランクリン目掛けてレイは駆け抜ける。

今このときのレイは、そのためにここに来たのだから。

それこそがレイがここに来た目的なのだから。

王女の救出だけではない。

フランクリンとの問答だけでもない。

そして、フランクリンを倒すことそのものが目的でもない。

それは、ずっと前から決めていたことのために。

――”子供をこんな目に遭わせた奴は一発ブン殴ってやる”

って

――俺は、アンタを、ブン殴る。首を洗えよ<超級>

by レイ

 

 

 

 

 

 

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9月に管理人が読んだラノベとおすすめ作品

 

9月に管理人が読んだラノベとおすすめ作品

9月に管理人が読んだラノベ新刊とそん中でおすすめを何冊か紹介。

新刊と言いつつ、今月新たに読んだライトノベルが対象なんで、

当月発売以外の作品も載せてたりします。

 

9月に読了したライトノベル

角川スニーカー文庫

ウォーター&ビスケットのテーマ 1 コンビニを巡る戦争

 

HJ文庫

精霊幻想記 8

魔術破りのリベンジ・マギア 2

あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き!

やりなおし英雄の教育日誌

 

電撃文庫

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙 III

ソードアート・オンライン20 ムーン・クレイドル

リア充にもオタクにもなれない俺の青春

ラノベ作家になりたくて震える。

 

GA文庫

29とJK 3 ~社畜のいやしはJK~

 

ガガガ文庫

妹さえいればいい。 8

やがて恋するヴィヴィ・レイン 4

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12

 

富士見ファンタジア文庫

始まりの魔法使い 2 言葉の時代

 

MF文庫J

幸運なバカたちが学園を回す1 ~豪運ザコとカワイイ幼馴染~

Re:ゼロから始める異世界生活14

ワキヤくんの主役理論

 

オーバーラップ文庫

異世界迷宮の最深部を目指そう 9

Occultic;Nine 3 ―オカルティック・ナイン―

 

 

 

以上、19冊。ダッシュエックス文庫とかファミ通文庫とか月末発売の新刊が全然追いつかず、次月に持越しです。

9月は新作・シリーズ新刊共におもしろい作品も多くて、おすすめ作品も大量になってしまいました。

 

特に面白いと思ったおすすめ作品

ウォーター&ビスケットのテーマ 1 コンビニを巡る戦争

おすすめ度・・・★★★★★★★★☆ 8.5/10

『ウォーター&ビスケットのテーマ 1 コンビニを巡る戦争』感想

 

 

魔術破りのリベンジ・マギア 2

おすすめ度・・・★★★★★★☆ 7.8/10

『魔術破りのリベンジ・マギア 2』感想

 

 

あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き!

おすすめ度・・・★★★★★★★★☆ 8.5/10

『あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き!』感想

 

 

始まりの魔法使い 2 言葉の時代

おすすめ度・・・★★★★★★★★★ 9/10

『始まりの魔法使い 2 言葉の時代』感想

 

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12

おすすめ度・・・★★★★★★★★☆ 8/10

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12』感想

 

 

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