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<最高の群像劇>ログ・ホライズン 感想

 

 

「私、夢見る人。シロ君、叶える人 ―――でしょ?」

 

廃墟アキバから世界を変える!
老舗オンラインゲーム「エルダーテイル」の世界に 日本人ゲーマー3万人が閉じ込められた!

モンスターとの戦闘、味を失った食料、死ぬことのない境遇。
昨日までプレイしていた「剣と魔法の世界」が今日からの「現実」。
未だ、混乱続くエルダーテイルで、
<腹ぐろ眼鏡>で<引きこもり体質>の主人公・シロエが、
旧友直継、美少女暗殺者アカツキらと、世界を変える冒険を開始!

 

八真八 真の満足度・・・★★★★★★★★ 9/10

 

データベース

感想

この作品は小説家になろうではめずらしい、群像劇を中心とした小説になるんですが、
主人公無双の俺tueee作品が多いなろう小説の中では、異彩をはなっているんじゃないかと思います。

個人的にこういう群像劇は大好きなので、なろうでももっと増えてくれたらうれしんですけど、現状ではこういう作品は非常に少ないですね。
理由は色々あると思いますが、おそらく群像劇を上手く書くには俺tueee作品を書くより圧倒的にに高い文章力がいるからっていうのも大きいと思いますね。

群像劇を書くとなると、それぞれのキャラにしっかりと役割を振って、文章表現のみで複数の人物を書き分け、読者に分かるように描写しなければいけないですからね。さらにいうと多くの人物に物語を与え、それを並列的に進行させていかなければいけないと考えると、少なくともプロレベルの綿密なプロット作成と文章力が必要になってくるかと。そう考えると、素人の作家さんにはちょっと敷居が高いのかなと思ってしまいますね。
そういう点で見ると、この小説の文章力はめちゃくちゃ高いなと。プロの有名ラノベ作家の方と比較しても全然見劣りしないですね。

正直WEB小説のレベルを超えているんじゃないかと思います。

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社
まあ、書籍化してるので橙乃先生もプロですから、その表現もどうかと思うけど・・・(えー

ストーリー・・・A

主人公であるシロエを含むエルダー・テイルのプレイヤーが、現実となったゲームの世界に取り込まれたところから、物語は始まります。

一応ゲーム世界への転移っていうジャンル扱いでいいのでしょうか?そこからゲーム時代とのギャップに悩みつつ、プレイヤーは現実世界となったエルダー・テイルで生き抜いていくことになります。

この小説は先に触れたように、まず群像劇の描写が素晴らしいですね。

元々はMMOゲームのプレイヤーなので、当然初心者からベテランプレイヤーまで様々な人がいるんですが、それぞれのプレイヤーの心理描写を非常に上手く描いているなと言う印象を受けました。

あとは、それぞれのプレイヤーの内面の成長にも注目してほしいですね。各キャラが等身大に描かれていて、それぞれが悩みを抱えて、それを乗り越えていく様子は感動モノですね。

ちなみに今のところ僕が好きな話は『夜明けの迷子』と『カナミ・ゴー・イースト』の2つです。

どっちもほぼ主人公が出てこないですが。(えー

『夜明けの迷子』は無愛想なアカツキのために、皆が手助けするシーン

『カナミ・ゴー・イースト』は終盤のレオナルドとKRのやりとりが"お約束”とも言える展開がマジで燃えるっすよ

(C)木多康昭/講談社

キャラ・・・A

【主人公】シロエ

伝説的パーティだった《放蕩者の茶会》の参謀で、通称『腹ぐろ眼鏡』

覚悟を決めたら容赦のないお人よし(えー

この小説は群像劇という形式をとっていますが、それでも主人公は間違いなくこのシロエというプレイヤーです。ログ・ホライズンという小説はこのシロエと、彼に関わった人たちの物語とも言えますね。

ちなみに上にあげた好きな話にシロエはほぼ出てこないですが、キャラとしてはログ・ホライズンの中でも一番好きなキャラの一人です。

とにかくレイド戦闘時の『全力管制戦闘(フルコントロールエンカウント)』がかっこいい

あと主人公でありながら支援職や後衛っていう地味なポジションなのも僕的には高ポイントです。

それでもしっかり主役として目立っているのは、それだけこの全力管制戦闘がすごいからでしょうね。

正直チートでゴリ押し俺tueeeなキャラより、こういう戦術で他を圧倒するキャラの方が好きなんですよね。

ノウアスフィアの開墾編でリーゼが全力管制戦闘を目の当たりにするシーンとかほんと激熱ですよ!!

(C)木多康昭/講談社

 

【ヒロイン】アカツキ

無口で不愛想で生真面目な合法ろり(えー

誰が何と言おうとログホラのヒロインはアカツキです(えー

小説だと最初のころは、無口なせいで、常にシロエの傍いるのに出番が少ないという謎の不遇状態に。

あとは我がないというか、イマイチ何考えてるか分からないキャラだと思ってました。

ただ僕の中ではアキバの日曜日~夜明けの迷子で完全に化けました

あの話からアカツキの心情描写も増えて、この無口で不愛想なヒロインにグッと好感が持てるようになりました。

何より、夜明けの迷子での内面の成長がホント上手く描かれてるなと感じました。

ちなみにアニメだと初登場時から動きやしぐさや表情がずっとかわいいです。

まさに映像の力(えー

 

【その他】

群像劇を描いてるだけあって、どのキャラも魅力的で、時に絶対モブだと思ってたキャラに意外なところでスポットが当たったりもします。

そんな中で、シロエと並んで1,2位を争うくらい好きなのがレオナルドとKRですね。

特にカナミ・ゴー・イースト終盤での二人のやりとりは最高でした。ログホラの中で一番好きなシーンかもしれないです。

というかレオナルドに関してはカナミ・ゴー・イーストとクラスティ・タイクーン・ロードでの主人公と言ってもいいんじゃないでしょうか。

 

実はこのレオナルドって当時はまんまタートルズのカッコをしてたので、結構著作権がどうとか叩かれてたんですよね。

んで、その後書籍とかアニメとかの関係もあって架空のカエルのヒーローをタートルズの代わりとすることで事なきを得たという事情があります。

ちなみに僕が初めてログホラ読んだ時には既にカエルで掲載されていましたが、一発でタートルズが元ネタだと分かりました。

そういう経緯があって今でも著作権がどうとか叩かれたりするらしいですが、個人的には問題なく書籍化もアニメ化もしてるんだから、叩く必要ないのにとは思います。

というかタートルズ知ってて『カ・ワ・バ・ン・ガーーッ!!』のシーンで熱くならずに批判するなんて漢心が足りてないと言いたい!

お前に足りないもの、それは――情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ!そして何よりもぉぉぉぉぉっ、 漢心 が 足 り な い !!」

 

漢だったら悩みながらもヒーロー目指してるレオナルドに燃えないなんて嘘でしょう

Fateの衛宮士郎もそうですが、こういう手が届かないと分かって、それでも憧れに向かっていくキャラは応援したくなりますね。

あとちゃんと現実を分かっててそれでもヒーローを目指して進むってとこがポイントです。決して理想論だけの周りが見えてないKYではないと。

 

大規模(レイド)戦闘・・・A

ログホラの戦闘シーンにおける一番の特徴は24人以上の編成からなる大規模戦闘でしょう。

レベルカンストでゲーム内でもトップクラスのプレイヤーでも決して一人では無双できない

いかに自分の役割を全うしてパーティとして勝利するか。

このMMORPGにおける戦闘を最も上手く描いている小説がログ・ホライズンと言えるかと思います。

この対ボス戦における大人数入り乱れての戦闘描写がとにかく燃えるんですよね。

敵のヘイトを集めて攻撃を一身に受けるタンク、その合間から次々と攻撃を繰り出すアタッカー、後衛からの魔法による波状攻撃や支援魔法による戦況の変化。

よりそれらの膨大な情報を掴んでレイドを指揮するシロエの全力管制戦闘(フルコントロールエンカウント)がやばい!!

単体で強いプレイヤーは何人も出てくるんですが、大規模戦闘におけるシロエの全力管制戦闘は唯一無二という感じですね。

僕としては戦況をすべて手の上で操って見せる力に憧れるタイプなので、シロエの戦い方はほんとツボでした。

 

<個人的名言・名シーン>

――無口で無愛想な使い手のためだけに、アマノメが刀匠、多々良が鍛え直す。願わくばあの生真面目な娘が折れず歪まず進んでいけるように。邪悪な呪いも世の悲惨も跳ね返し、人が刀を、刀が人を支えられますように。

(〈喰鉄虫・多々良〉のフレーバー・テキスト)

 

「――勝ち目がないくらい当たり前だ。“腹黒眼鏡”が持ち込んできたんだから、全員ひどい目に見るのが当たり前なんだよ。あいつが面倒くさいクソドSなんて顔見りゃわかんだろ! でも……楽しいと思ったんだよ。勝てたらいいなってな。理由はな……俺らが、レイダー(クソゲーマー))だからだっ」

(ウィリアム)

 

「ニンジャで蛙というのが、世界で最も勇気あるヒーローのシンボルなんだよ」

(レオナルド)

 

「――俺だって・・・そのマスクには覚えがあるさ。好きだったからね。」

(KR)

 

「カ・ワ・バ・ン・ガーーッ!!」

「やった! やりやがった! あいつ最高だな! そうこなきゃ! なぁ、ガーたん? これ最前席はお買い得だぜ。そう思うだろ? カナミ様様だなっ!」

(レオナルド & KR)

 

 

 

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