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<アニメ化記念>終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?EX 感想

 

 

聞きなれた言葉たち。

聞き飽きた言葉たち。

 

一度くらいはあいつの口から聞いてみたい......

けれど決して言ってはもらえない、そんな言葉たち。

 

春の陽だまりの中、幼い少女妖精・ラキシュは《聖剣》セニオリスを抱え夢想する――。
それは500年前の出来事。正規勇者(リーガル・ブレイブ)リーリァ14歳、準勇者(クァシ・ブレイブ)ヴィレム15歳。人類を星神(ヴィジトルス)の脅威から救う兄妹弟子の日常は、なかなかにデタラメで色鮮やかで……。
それは少しだけ前の出来事。死にゆく定めの成体妖精兵クトリと、第二位呪器技官ヴィレム。想い慕われる一分一秒は、忘れ得ぬ二人の夢となる。

「終末なにしてますか~?」第一部、外伝。

 

八真八 真の総合評価・・・★★★★★★★ 7/10

感想

アニメ放映記念と言いつつ・・・

シリーズ本編すっ飛ばして、番外編から感想書き始めるという無理・無茶・無軌道を通り越して無謀を実行している僕です!(えー

いやっ、ちゃんと本編の方の感想も書く気はありますよ!ただこっち読了したばかりだし、内容はっきり憶えている内に書いちゃおうと。

というわけで『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?EX』、通称『すかすかEX』の感想です。

まあ番外編なんですが、正しくは補完編といった内容ですね。当然大きな事件が起こるわけでも根幹に関わる重要な何かが語られるわけでもないです。ただ彼女たちは何を考え、ヴィレムのことがどのように見えていたか、それを補完するためのお話といったところですね。

あと一応今回の評価は外伝単体として評価してます。

 

リーリァ編

前半の主人公というかヒロインはのメインヒロインというべきリーリァです。

本編5巻を読んで、リーリァって実は『すかすか』の中で1番健気で一途な女の子なんじゃないかなって思ってたので、今回の話で彼女の心情が掘り下げられるのをすごく楽しみにしてたわけですよ。

とか思ってたわけですが、あとがきで枯野先生が作中トップクラスの健気な子とか語ってるじゃないか!!(えー

これは著者と一緒の考えだったことを喜ぶべきか、感想に書く前に言われたことを嘆くべきか。

そんな?リーリァのお話ですが、時間軸的には教会によって星神討伐が決定される少し前で内容としてはリーガルブレイブのお仕事と日常って感じです。リーリァ視点で語られるので、最終決戦時以外ではほとんど心情を語られることが無かった彼女が普段何を考えてリーガルブレイブとして生きていたのかを知ることができます。ということなんですが......

......何この乙女?

いや、想像以上に頭の中ヴィレムっていうか......もうベタ惚れじゃねーか!

まさかあんな世俗的な願望持ってるとは思わなかったよ(えー

多分著者はリーリァも一人の女の子なんだよって部分を意図的に書こうとしたんじゃないでしょうか。

リーガルブレイブも泣いたり怒ったり笑ったり、そして何よりヴィレムのことが好きなただの女の子でもあったんだよと。

(C)大島司/ 講談社

 

これはそんな女の子運命に翻弄され、それを受け入れて戦ってたんだよというのを読者に伝えるためのお話だったのかなと思います。

そしてもう一つ、ヴィレムに家族として扱われることの特別さを伝えるためのお話でもあったのかなと。

レプラコーンの子たちはそれほどの特別をヴィレムにもらってたんだよと。

 

クトリ編

後半は500年後の世界、時間軸的には本編1巻のクライマックスあたりのお話です。

あの出撃前の数日間、彼女たちは何を思い、どのように過ごしていたのか

こちらは裏のメインヒロインリーリァに対して、おそらくのメインヒロイン、クトリの視点で語られてますね。

そしてこっちは隠しきれない乙女心が全開って感じです。

あれ?『すかすか』ってこんなにラブコメってたっけ?ってくらいラブがコメってるじゃないかーーっ!??

(C)島本和彦 / 小学館

 

・・・主にクトリが一人で(えー

でも本編のクトリに待ち受ける運命を考えるとこういうエピソードも必要だったのかなと思えますね。

 

あと余談としてネフレンについても少し触れられているんですが、個人的にこの部分を書いてくれたのはすごく良かったです。これを読むと『すかすか』で最後までヴィレムのそばにいる役がなぜネフレンだったのかというのが、スッと腑に落ちてきた感じがしました。

 

<個人的名言・名シーン>

聞きなれた言葉たち。

聞き飽きた言葉たち。

一度くらいはあいつの口から聞いてみたい......

けれど決して言ってはもらえない、そんな言葉たち。

(リーリァ)

 

なんというか、非常識というか、バカげた話だ。というかバカそのものだ。

無理をしたんだろうと思う。

無茶をしたんだろうと思う

いつものように。当たり前の顏をして。

(リーリァ)

 

 

 

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