『編集さんとJK作家の正しいつきあい方 2』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

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『編集さんとJK作家の正しいつきあい方 2』 感想

 

編集さんとJK作家の正しいつきあい方2 (ファンタジア文庫)
あさのハジメ (著), 6U☆ (イラスト)

 

「私は現在進行形で冴原君が恐ろしいのだけれど……」

 

主人公にひたすらツッコミまくるヒロイン達との掛け合いが最高

 

青春よりもバイトを優先する高校生ラノベ編集者、冴原吹雪。彼は下宿先『なつめ荘』で今日も変人作家たちと一つ屋根の下。「もう限界です、ご主人様。さあ、脱ぎ脱ぎしましょうね?」『どらデレ!』2巻の執筆のため(という体で)、あいかわらずヒロインになりきるというトンデモ執筆スタイルを続けていた美沙だが…「えっ、ちょ、マジ?あんた…ミサなの?」同居人作家のミシェルに秘密がバレて、自分もヒロインを演じると言い出してしまう。美少女二人から猛アプローチを受けるというテンプレラブコメ展開に、生粋の編集脳な吹雪が燃えないはずもなく!?編集×作家の純情(?)な同棲ラブコメ!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 7/10

 

感想

絶賛夏バテと格闘中の管理人ですがそれはさておき、最近流行りのラノベ業界ものの一つ、『編集さんとJK作家の正しいつきあい方』の2巻の感想です。

ラノベ業界ものって僕の中では、かなりリアルに業界・作家の仕事や生活についての実情を描いていて、業界の内情の描写が売りになっている場合と、あくまでラブコメを進めるための一つのファクターとして非現実的だけど面白おかしく荒唐無稽なシチュエーションで描いている場合の2種類に分けられるんですが、この作品は完全に後者のパターンですね。

 

業界ネタとしては、さすがにこれはフィクションだろうって感じでリアリティは薄いですが、その分主人公のキャラがめちゃくちゃいい味出していて、ラブコメ、特にコメの部分が最高に面白いかったです

というか、コメの部分が笑え過ぎてラブの部分がほとんど記憶に残っていないくらい(えー

 

主人公、冴原吹雪の編集ターミネーターっぷりが作品最大の魅力

この作品のどこが面白いかと問われれば、即答で主人公のキャラだと断言いたします

いや、その他のヒロインやらサブキャラも皆ちゃんと特徴あってなかなかにぶっ飛んでてキャラは立ってるんですよ?

ただそれをぶっちぎるくら主人公のラノベ主人公にあるまじきリアクションのインパクトがすさまじいです。

1巻の話ですが、ヒロインのラブレター的な手紙に対して、新人賞の応募原稿のように文章の添削して返すエピソードとかまじツボりましたよ!!

そのワーカホリックっぷりは2巻でも健在で、とにかく仕事バカで編集ターミネーターな主人公の常識破りのリアクションと言動にひたすら振り回されてはツッコミ続けるヒロイン達たちとの掛け合いが最高に面白くて笑えます。

イメージとしてはフルメタルパニックの短編集の雰囲気や、ヒロインみんなノゲノラのステフみたいな感じと思ってくれれば比較的近いものがあるんじゃないかと思います。

 

というか1巻に引き続き編集者の社畜っぷりがやばいんですが(獅子原除く)。

これフィクションですよね。これがリアリティある話だとしたら正直ヤバいっす。

この主人公、こんだけ身も心も削ってるのに恐ろしいことにまだバイトの身分なんだぜ……

 

天才 vs 凡人、ボーイミーツガールヒロイン vs 幼馴染

1巻がほぼほぼメインヒロインの美沙が中心のストーリーだったのに対し、2巻では幼馴染で売れっ子作家のミシェルにスポットをあてた話になっています。

ただメインヒロインの美沙もかなり出しゃばってきてますので、どちらかというと美沙 vs ミシェルというストーリーがメインというイメージですね。

この美沙とミシェルですが、二人はラノベ作家 & ラブコメヒロインという二つの側面でライバルなわけですが、それぞれに二人の立ち位置がはっきりしているのが面白いなと思いました。

美沙はデビューしたての新人ながら圧倒的な才能を有する天才作家、一方でミシェルは挫折を味わいながらも看板作家にまで上り詰めた努力の人といった構図。

ヒロインとしてもかたや担当と作家として出会った二人と幼いころから知っている幼馴染ということで、どちらも典型的なラブコメのメインヒロインとサブヒロインといった構図になっています。

で、ぶっちゃけると主人公のキャラが強烈過ぎてこの二人の競い合いについてはあまり書くことがない。(えー

ただミシェルが語ったサブヒロインの不遇については、驚異の説得力があります。

ホントいつの間にか幼馴染 = 当て馬の構図がテンプレになってしまった気がする。

というかラブコメの作中でサブヒロインのミシェルにそれを語らせるとは、作者は鬼かと言いたい!!

もはやミシェルの未来を暗示してるとしか思えないです。

これでミシェルエンドにもっていったらある意味この作者は神だと思うけど……

 

 

<個人的名言・名シーン>

「いや、そういうことじゃない」

「ここは場所的によくない」

「もしこのシーンがイラスト化されることになった場合、背景は玄関になる。それではラブコメ的なムードが足りない」

by 吹雪

 

「くっ……! さ、冴原くん」

「担当編集として、ミシェルさんに何か言ってあげてちょうだい」

「わかった。ミシェル。おれはお前の意見に賛成する」

「そうそう、ちゃんとミシェルさんを止めてええええええええええええええええええええええっ!?」

by 美沙 & 吹雪

 

 






 

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