『すかもか 5巻』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

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『終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか? #05』 感想

 

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#05 (角川スニーカー文庫)

枯野 瑛   (著), ue (イラスト)

 

どうか、どうか。

わたしの大切なあの家の、

わたしの大切なあのひとたちが。

この夜の明けた、その先に、

暖かな明日を、迎えられますように――

 

涙と希望を受け継いだ、次代妖精による第2部!

その日、2番浮遊島は完全に沈黙した。

遺跡兵装(ダグウェポン)モウルネンの真実を知るべく、護翼軍司令本部に忍び込んだ元四位武官フェオドール。
彼の前に立ちはだかったのは、かつての妖精兵ノフト・カロ・オラシオンだった。
昏倒して目覚めない堕鬼種(インプ)を前に、自分の存在がある限り、彼は永遠に救われないのだと知るラキシュ。
「わかってるんでしょう? あなたがそばにいるだけで、あの子は死に近づいていく」
別れを告げた妖精兵の思考を埋めるのは数多の言葉の断片――あの夜の記憶。

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 8/10

 

感想

僕的に『すかすか』とか『すかもか』って読むのに気合がいるんですよね。こう、真剣勝負みたいな……通勤途中とか何かの待ち時間とかじゃなくてじっくり読まないといけない感じがするというか……

そんな言い訳で2週間ほど積んでしまっていた『終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?』、通称『すかもか』5巻の感想です。

ストーリー

やっぱゆるい感じで読める展開じゃなかったよ……我ながら気合入れておいてよかったぜ!(えー

というわけで、いい感じ?に状況が絶望的になってきましたね。

 

 

っていうかもうこの世界終わっちゃってんじゃん!「でも、その秒読み、まだ残ってるし」って段階じゃねーよ、既に!!

プロローグで明かされた衝撃の事実。それを補完するように本編で明らかになっていく真実。

ぶっちゃけ『すかもか』に移ってからはどっちかっていうと妖精たちの未来に関する話がメインで、獣や世界に関することは『すかすか』ほど掘り下げてきていなかったので、かなり油断してましたよ。

まさかここで一気にこういう舵の切り方をしてくるとはっ!流石としか言いようがないです!

そんな中、変わらず目の前を懸命に生きているラキシュやティアットの描写がすごく美しく感じられました。

そこにノフトやラーントルクといった前シリーズからの先輩も絡んできて「うおっー!!」ってなって、ラキシュの覚悟に「うわーっ!!」ってなって、ティアットのいじらしさに「ああぁぁぁっ!!」ってなって、極めつけはネフレンの登場に「うぉぉぉぉっ!!!」って感じで、感情の揺れが激しすぎてマジで読んでておかしくなりそうでした。

改めて通勤途中とかに読まなくて正解だったぜ(えー

 

気になるのはこの後、ヴィレムが復活して主役の座をかっさらうのか、フェオドールが最後までしっかり主人公するのか。

個人的にはやっぱりヴィレムに活躍してほしいですが、『すかもか』に関しては最期までフェオドールに突っ走ってもらって、次シリーズで再びヴィレムのターンってのが理想ですかね。

 

キャラ

とりあえず先輩方がかなりおいしくでしゃばりまくってますね。

『すかすか』1巻からずっと追いかけてきた自分としてはうれしい限りですが……後輩たちの為にもう少し自重してあげて!!

 

でも後輩たちも負けじと、この終わりかけの世界で必死にもがいてます。その生き様がまた心に刺さる刺さる!

やはりこの作品はキャラの心情描写が最高だなと改めて思い知らされましたね!!

でも僕的には満を持してのラストのネフレンに全て持っていかれました。いや、ネフレン自体は一言もしゃべってないし何もしてないんですけどね。ホントに登場しただけ。

それでも「うぉぉぉぉっ!!!」ってなったのは、それだけ前シリーズから積み上げてきたものが大きいということでしょう。

あと単純に僕がかなりのネフレン押しというのもあります。(えー

 

やはりこの作品は未来が全く見えない中で、必死に生きる妖精たちの生き様がたまらないですね。

 

総評

全編通して胸を締め付けるような心情描写の連続に世界に隠された衝撃の事実、先輩妖精たちの出番にネフレンの登場と見所てんこ盛りの『終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?』5巻でした。

とにかくかってないほどに詰みきった状況からどのように世界は動くのか、本当に星神や地神はもうこの世界にはいないのか。っていうかエルクの出番はあるのかっ!?そしていったいこっからどうやって『すかすか』5巻ラストのシーンに繋がっていくのか――過去最高に続きが気になります。

 

 

 

<個人的名言・名シーン>

「――私は、いま、ここにいるの」

「明日はどうとか、知らない。いまは確かに、あなたの目の前にいるのよ」

by ラキシュ

 

「やっぱ、クトリ先輩たちみたいには、なれないなぁ……」

 そんな寂しげな、それでいてどこか楽しそうな呟きを、聞いた。

by ティアット

 

「よし!」

満足そうに、ティアットは笑った。曇りのない、この子は本当にいま心から喜んでいるんだということが伝わってっくる、そういう笑顔だった。

by ティアット

 

 

 

 

 

 

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