『桜色のレプリカ』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

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『桜色のレプリカ』1巻・2巻 感想

 

桜色のレプリカ  (HJ文庫)

翅田大介 (著), 町村こもり (イラスト)

 

――この「学校」の中に1人だけ「本当のヒロイン」がいる。
――その人を君に捜し出して欲しいんだ。

 

深いストーリー性と大いなる遊び心が詰まった作品。

 

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★★ 8.5/10

 

感想

この2週間ほど仕事が忙しくて、積本が溜まっているのにもかかわらず、ノゲノラを1巻から読み返すという暴挙に及んでいる管理人の八真八 真です。

いや、この1年間くらいノゲノラ読んでないからちゃんと読み返してからじゃないと映画観に行けない、でも早く映画観たい!、だったらとっとと読むしかない!!という謎の使命感に駆られたわけです。

ただちゃんと新刊も読んでますよ!

 

というアピールも兼ねて、(えー

翅田大介先生の『桜色のレプリカ』1巻と2巻の感想です。

 

この作品は1・2巻同時発売、しかも発売前に1巻をまるまる立読み可能にするという思い切った宣伝をしたことでネット上でも結構話題になってたかと思います。

詳しくはそん時書いた紹介記事を読んでみてください。

 

<1巻丸ごと先行立ち読み>『桜色のレプリカ』  感想と紹介

 

読み返してみるとあんま紹介になってねぇな、この記事(えー

というか肝心の企画の説明がHJ文庫さんのブログに丸投げしてんじゃねぇか……

 

そういうわけで?帯に書いてある通り話題沸騰の今作品、僕も8月の新刊の中では注目作筆頭として楽しみにしてました。

ちなみに、この作品の帯に僕のコメントも載せていただいてます。

というか、後ろに小さぁ~く載せていただけるくらいかと思ってたら、前面に結構でかく載ってたのでちょっとビビりました。HJ文庫さんありがとうございます。

 

ただ、それで贔屓してると思われるのはイヤなんで、作品の感想についてはマジメにいきたいと思います。

といってもこの作品、変に先入観とか植え付けないで読んだ方が絶対おもしろいので……

 

感想見る前にとりあえず買って読んでくれ!!としか言えない(えー

 

いや、さすがにそれじゃ身も蓋もないので、極力ネタバレなしで感想を伝えられるよう頑張ります。。。

 

作品を通した感想

前述した通りこの作品は1巻と2巻の同時発売なわけですが、ストーリーとしては2冊通して一つの作品と言った感じです。

逆に1巻だけだとかなり消化不良な部分がありますが、2巻通してだと半端ない完成度の物語となっています。

まるで一つの映画を見ているような、あるいは全盛期のPCゲームのシナリオを読んでるような完成度です。

 

そんな作品を通しての印象としてキーワードを上げるなら、「遊び心」「哲学」、そして「ラブコメ」かなと。

 

遊び心

これについては宣伝含めた作品全体に言えることなんですが、とにかくこの『桜色のレプリカ』、これでもかというくらい遊び心にあふれた作品となっています。

前述の1巻・2巻同時発売や1巻丸ごと先行無料配信もそうですが、それ以外にも色んなギミックが満載されてます。

特に2巻のカバーは1巻読んでない人は絶対はずしちゃダメ!!

フリじゃないですよ、マジで。読む前にはずしたら後で後悔することになると思います。

ちなみにストーリーにも遊び心が随所にちりばめられていて、物語の構成は本当に見事。

1回読み終わった後にもう一度伏線探しながら読み返すのもおすすめです。

でも一番ツボだったのは2巻のあらすじですね。マジでミスディレクションがヒドい!

2巻のあらすじについては1巻読む前に見ておいてもおもしろいかもです。

 

哲学

この作品のストーリーですが、けっこう哲学的な内容を含んでいます。

というか、作中でもかなり哲学について語ってますしね。

そんなこの作品では終始「人は何をもって人であるのか」ということを問い続けています。

この作品は主人公が人間らしさとは何か、人間であることとは何かを模索する物語であるともいえるかと思います。

正直結構自分でも考えされられました……答えは出なかったけど。(えー

 

ラブコメ

この作品のメインキャラ&ヒロインは表紙の4人の生徒+教師である主人公の同僚の七堂メグミ先生になるんですが、この作品はそんな5人の女性と織り成すラブコメが中心です。

……と言いたいところですが、そんな単純な話にはなってないです。

とにかく詳しく説明でしないのが残念ですが、とりあえず読んでる時の僕の心情としては

読み始めて「確かにラブコメだなぁ~」ってなって、途中から「ラブコメじゃねぇーよ、これ!」ってなって、最終的に「うん……ラブコメだわ、これは」って感じでした。

そんなこの作品の公式ジャンルは「ヒロイン捜索型学園ラブコメ」となっています。

これが正しいかどうかは自分で確かめてくれと言っておきます。

 

とりあえず作品全体を通じての感想はこんなとこですかね。

 

1巻感想

――この「学校」の中に1人だけ「本当のヒロイン」がいる。「その人」を君に捜し出して欲しいんだ。

六方(ろっぽう)カザネはこの「学校」の文学教師である。ある日、理事長の二階堂イツキに呼び出され奇妙な依頼を受ける。
積極的にカザネに迫って来る自称・淫乱ピンクの三十刈(みとがり)アイラ、マンガやアニメ的なお約束好きの四十田(あいだ)ユキ、委員長タイプの五十嵐(いがらし)ヒビキ、
無口で小説好きの百合原(ゆりはら)ハルカ、個性的な女生徒たちに囲まれるカザネが受けた依頼、その驚くべき内容とは――?

 

1巻についてはとにかく遊び心にあふれているといった印象。

二転三転するストーリーに伏線の使い方、翅田先生の小説家としてのテクニック全開といったところでしょうか。

序盤は教師である主人公とヒロイン達との超王道のラブコメ的な展開。

そこから物語を一変させ、加速させるスイッチの入れ方とタイミングの絶妙さは本当に見事。

 

物語の革新に迫る最後の引きもエグいです。

正直、1巻単独の発売だったら次巻まで数か月待たないといけないラノベでこういう引きは好きじゃないんですが、2巻と同時発売のこの作品なら大いにアリかなと。

ホント今回の企画を上手く活かした構成だなと思います。

 

ヒロイン達のキャラもちょっとあからさま過ぎるかというくらいに立ってるんですが、それ自体も一つの伏線になっていて面白いですね。

個人的には淫乱ピンクさんのビッチっぷりが素晴らしかったです。(えー

というかこの淫乱ピンクさんに欲情しない主人公は男して、というか人としておかしいと思う。

その鉄壁の理性に、お前はターミネーターかとツッコミたい!

※管理人はこの作品の前に編集ターミネーターの不感症男?が主人公の作品を読んでおります。

ちなみに見た目の好みでいえばザッツ不愛想さんがNo.1ですという、割とどうでもいい情報も付け加えときます。

 

2巻感想

理事長の理不尽な依頼に嫌気が差しつつあったカザネだが、校内に1本だけあるという桜の木の下でついに「本当のヒロイン」を見つける。
嫌々ながらの捜索だったが、真ヒロインの大胆な告白を受け、ハートのど真ん中を射抜かれてしまうカザネ。しかし他のヒロインたちも黙っちゃいない。
ヒロイン捜索型学園ラブコメは怒涛の展開へ――。

 

あらすじ通り怒涛の展開へ突入する2巻ですが、1巻ではストーリー上のギミックというか、作者の方のテクニックや遊び心に目が行きがちだったのに対し、2巻ではそういう要素を抑え、ストーリーと文章力の直球勝負で物語に引き込んでくる印象を受けました。

この作品のテーマとも言える「人間らしさとは何か、人間であることとは何か」という問い、主人公やメインヒロインの苦悩など、かなり深いストーリーとなっています。

ただそれでもこの作品はラブコメである。しいていうなら、どシリアスなラブコメである。

いや、これマジなんです!!

2巻については基本的には全編通してシリアスなストーリーなんですよ。

でも読み終わってみると、2巻については完全に主人公とメインヒロインのラブコメだったなと

(その分他のヒロイン達の影が薄くなってしまったのは惜しいところですが……)

そんな相反する属性が同居する、不思議な世界観を持った『桜色のレプリカ』の公式ジャンルは「ヒロイン捜索型学園ラブコメ」らしいです(えー

 

 

公式ジャンルを2回も紹介した意味は特にないですが、これは重要なんで2回目言わせてもらうと、

この『桜色のレプリカ』については、ぜひネタバレとか知ってしまう前に先入観抜きで読んでみてもらいたいです。

……ぶっちゃけここまで感想読んだ方に言うのもアレですが。

 

 

 

<個人的名言・名シーン>

「あたしはほら、『淫乱ピンク』ですから」

by 淫乱ピンクさん

 

「僕も構わない。ぼくはずっと君と一緒だからね」

「お前はもう少しぼやかせないのか!?」

「……君が捻くれてるから、僕は直球の方がいいかと思ったんだけど……?」

「素直なら良いというもんじゃない!」

『夫婦漫才はまたの機会になさって下さい』

「もうやだ、このAI……」

by 主人公 & メインヒロイン & AI

 

「年季が違うんだよ、考え続けた年季が、、、、、、、

by メインヒロイン

 

 

 






 

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