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『学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇 』 感想

 

学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇 (GA文庫)

柚本 悠斗 (著), 米山 舞 (イラスト)

 

謝辞などいらん。金を払え――

 

ひねくれ者の主人公と猪突猛進少女が織り成す、悪と正義の学園ドラマ! 

 

七千人が通い、生徒の自治によって運営される白楊中央学園には華々しい実績の裏に、ある掟が存在した。

それは「校則を破らない」こと。 一見当然のこのルールは学園の特殊性から、法律のような実効力を持っている。そんな学園において唯一、法条真誠という男だけが法外な報酬と引き換えに、校則すらもねじ曲げて依頼人の問題を解決していた。
とある事情で法条に借金をしてしまった少女、花咲華織は彼の助手を務めるうちに、法条の真意と学園の不自然な構造に気づいていく。

ひねくれ者だが有能な主人公と、猪突猛進なヒロインによる、驚愕の学園逆転劇、ここにスタート!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 7/10

 

感想……の前に

作品の感想の前に一つだけ。

この『学園交渉人 法条真誠の華麗なる逆転劇』は作者の方が印税ぶち込んで色々宣伝したということでかなり話題になりました。

具体的には駅貼り広告したり、新宿アルタ前の大型ビジョンにPV流したりしたらしいです。

 

ラノベ作家さん、印税をすべて使い自腹で秋葉原や新宿、渋谷で自作品の宣伝動画を放映する模様

 

今回の宣伝活動について個人的な是非は置いておいて、CM効果としては大成功だったんじゃないでしょうか。

ぶち込んだ印税取り返せるかどうかはまでは分かりませんが、作品の認知度自体は相当上がったと思います。

ただ、一言言わせてもらうなら、

 

良い子は絶対マネすんな!!

 

いや、悪い子もマネしないで下さい、マジで!!

今回宣伝効果があったと言ったのは、別に大型ビジョンや駅貼りが効果あったんじゃなくて、印税ぶち込んだことが話題になっていろんなサイトやtwitterで取り上げられまくったからです。おそらく純粋な宣伝の効果と、その後いろんなサイトやtwitterで取り上げられたことによる宣伝効果を比較すると1:9では聞かないくらいの差があるんじゃないかと思いますね。

そして同じことをやっても、2回目以降は間違いなくほとんど話題になることなく爆死することになるでしょう。

こういうのは1発目にやって話題になるから意味があるんで、話題になったからマネするというのは愚の骨頂かと。

 

感想

いきなり感想と関係ないことを長々と書いてしましたが、ここからは純粋に作品の内容についてです。

 

内容としては金にド汚い主人公と純粋一直線なヒロインが、生徒に起こった問題の解決を依頼され、あっと驚く方法で解決していく。と言った感じです。

舞台が学園内に限定されてますが、依頼解決型の探偵ものと言った感じですかね。

 

登場人物の掛け合いが面白い

この作品を読んでまず思ったのがとにかくキャラが生き生きとしていてるなと

だから主人公とヒロイン達との掛け合いがめちゃくちゃ面白いです。

構図としてはひたすら主人公をいじりまくる主人公と、ひたすらツッコミまくるヒロインといった感じです。

このヒロインのリアクションとツッコミがかなりいい仕事してますね。

その他の主要人物も皆かなりいいキャラしてます。委員長のチョロさとか。

ただ後半は割と真面目な展開になっていくんですが、正直序盤~中盤のひたすらコミカルなシーンの方がキャラは生き生きしてたような気もします。

生徒会長だけは終始通常運転でしたが。

 

問題解決人 法条真誠

この作品のタイトルは「学園交渉人」ですが、内容としてどっちかっていうと「問題解決人」と言った方がしっくりくる気がします。

別段交渉もしてないですしね。

その問題の解決方法が中々にイカれてて面白いですね。特に1章はなんとなく予想がつきましたが、それでも笑いました……主にヒロインのリアクションに。

ただこれも後半ちょっとトーンダウンしたかなと。なんか徐々にマトモな解決方法になっていった気がします。個人的に1章みたいな頭悪い解決方法が好きというのもありますが。

あと、ラストの事件については、実は全部主人公か生徒会長の手のひらの上なのかなとか全部主人公が見透かして、ヒロインがそう行動するように仕向けたんじゃないかとか思ってたんですが、そういうわけでもなく、かなり肩透かしを食らった感があったのは残念な部分ですね。

 

正義と悪

この作品では何が「正義」で何が「悪」かという問いかけが一番のテーマになってるんですが、こういうテーマ自体が僕の大好物なんですごく良かったです。

また、主人公とヒロインのキャラクターを上手く使って描写しているなとも思いました。

純粋なヒロインは被害者の生徒に共感して味方になろうとするんですが、物事はそう単純ではなく……みたいな展開がいくつかあるんですが、この辺の描写の仕方がホント素晴らしかったです。

 

全体としてストーリーもさることながら、やっぱりキャラすごく魅力的で良かったなと。

不安なのは1巻の引き的に時間以降があるとしたら、今後シリアスに傾倒していきそうな気がするんですが、そこらへんコミカルな部分とのバランスを上手くとっていっていただきたいなと思います。とくにヒロインについては引き続きいじり倒してほしい……

 

 

 

<個人的名言・名シーン>

「始めるぞ」

 いつもより低く落ち着いたその声色に、華織が気を引き締めた瞬間だった――。

「五月女委員長!一昨日この女子生徒から取り上げたBL漫画を返してやって頂きたい!」

「……ええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 引き締めたはずの華織の気持ちが砕け散った。

by法条 & 華織

 

 

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