『図書館迷宮』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

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『図書迷宮』 感想

 

図書迷宮 (MF文庫J)

十字 静 (著), しらび (イラスト)

 

足掻いてください、

あなたが

人間足りうるために。

 

あなたは思い出さなければなりません。心的外傷の奥に潜む父の仇を探し出し、奪われた名誉と失った魔法を取り戻すのです。吸血鬼の真祖(ハイ・デイライトウォーカー)の少女、アルテリアと共に。そのために図書館都市を訪れ、ありとあらゆる本が存在する図書迷宮に足を踏み入れたのですから。あなたには一つの大きな障害があります。あなたの記憶は八時間しか保ちません。ですが、方法はあります。確かにあるのです。

足掻いてください、あなたが人間足りうるために。全ての記憶を取り返すために。

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 7.5/10

 

感想

この作品については各所で「ネタバレを見てしまう前に読め」という言葉を目にしたので、ここ数日はネタバレありの感想ブログを読んでしまわないように最新の注意を払いつつ、ようやく読了。

とりあえず、皆さんの警告に納得のストーリー展開でした。

 

ということで、こちらでも致命的なネタバレはなしでいきたいと思います。多分まだ読んでない人が見ても大丈夫なはず。

 

全てが起承転結における"転"の部分に凝縮された物語

序盤のストーリーとしては、父の仇を探すために幼い頃を過ごした図書館都市に戻ってきた主人公が、そこで吸血鬼の少女と出会う。というボーイミーツガールもの。

とここまでは割とよくある話かなと。設定やストーリーも8時間しか記憶を保持できない主人公の呪いなど、オリジナリティもありつつ基本は王道に沿ってる感じです。

 

ただこの作品の真骨頂は350ページ以降、物語の起承転結で言う所の”転”の部分にこそあると言っても過言ではないでしょう!!

こっから数十ページの間に、ジェットコースターに乗ってるかのごとくストーリーが二転三転していくので、置いていかれないようにご注意を!

 

正直、この次の章がラストバトルなんですが、それも含めてこの章以降は長いエピローグだと思えてしまうほど、この”転”の部分に作品の全てが凝縮されていると感じました。

そしてこの瞬間に至るために、実に350ページ近くもかけてじっくりと伏線が積み重ねられています。

そういう意味では、すごく読み応えのある作品であると言えますね。

 

二人称で語られる独特の文体

もう一つこの作品で驚いたのが、地の文が二人称で語られているところですね。

この作品の一つのカギとなっている本、「千一頁の最後の祈り」が主人公に対して語っているという体裁で書かれているため、そういう文体になっているわけです。

中々に特徴的な文章になっていますが、この作品の世界観・雰囲気にマッチして、いい感じに個性の一つになっているんじゃないかなと。

 

総評

ということでこの作品については多くを語る前に、とりあえず読んでいただくしかないかなと。(えー

そしてできれば、あれこれ裏を深読みせずに、素直に読み進めていただく方が楽しめるかと思います。

 

……ならこんな思わせぶりな感想書くなよと言われたら、ぐぅの音もでないですが。(えー

 

 

 

 

 

 

 

 

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    ×図書館迷宮
    ○図書迷宮

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