『二周目の僕は君と恋をする』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

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『二周目の僕は君と恋をする』 感想

 

二周目の僕は君と恋をする (ファミ通文庫)
瑞智士記 (著), 和遥キナ (イラスト)

 

いや、ちがう。彼女は確かに存在したはずだ。

 

――やりなおすんだ、この世界で。

 

時を超えた二人の、恋と奇跡の物語

 

今を懸命に生きるすべての人に贈る、奇跡のラブストーリー。

高校三年の夏、常磐茉莉は消失した。生まれてはじめて、好きになった女の子だった。そんなつらい現実を受け止められないまま二十歳の誕生日を迎えてしまったある日、なぜか二年前の春に時間がもどっていた。当たり前に彼女と会える幸せをかみ締めながら、デート、告白と、一度目とは確実に違う行動を送るのだが……。タイムリミットは夏。なぜ彼女は消えたのか、彼女は予感していたのか。僕はもう二度と彼女を失いたくないんだ――。時を越えた二人の、奇跡のラブストーリー。

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★☆ 7.5/10

 

感想

書店で『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のカバーを見て、昨日が花火大会だったことを思い出した八真八 真です。

別に忘れてなかったところで特に予定は変わらなかったけど、何故かやってしまった感がぬぐえません。

 

作中に花火は出てきませんが、春~夏を舞台とした学園ラブストーリー、『二周目の僕は君と恋をする』の感想です。

内容としては直球の青春恋愛ものかつ、タイトルズバリのタイムリープものですね。

 

物語としては、交通事故をきっかけに2年前、高校3年生の春にタイムリープした主人公が、当時突如として世界からも人々の記憶からも消失してしまった片思いの女性、常盤茉莉と心を通わせながら、やがてくる彼女の消失を防ぐため、彼女が消えた原因を探すというものです。

 

内容的にはタイムリープものでよくある展開なんですが、ストーリー構成が抜群に上手い

分かりやすいくらい起承転結がはっきりしていいるんですが、それぞれで役割に沿った展開と描写・まとめ方が非常にきれいだと思いました。

また、学園生活の描写はリアルな青春恋愛ものと言った感じで、現実と非現実のバランスも見事。

チョイチョイ突っ込みたい部分もありますが、全体としてかなり高いレベルできれいに物語がまとまっているなという印象です。

 

序盤~中盤

序盤~中盤に関しては割と日常の学園生活&ヒロインである茉莉との恋愛描写がメインで進みます。

雰囲気とてしてはまさに高校生の青春と言った感じ

主人公とヒロインの絶妙な距離感も読んでてムズムズします。

 

ただ要所要所で日常の幸せに潜む影のようなものが、見え隠れして読者の不安をあおってきます。

この作品で僕が特に感心したのが、ファンタジー要素を入れながらもリアルに描いた日常描写と、その日常を徐々に非現実が侵食していく描写ですね。

key作品好きの僕としてはこの辺の描写の仕方は思いっきりツボでした。

 

中盤から終盤

主人公と茉莉が湖畔で遭遇した一つの出来事をきっかけに、物語は一気に革新&クライマックスに向けて加速していきます。

これに関して、物語を切り替えるタイミングは絶妙だったんですが、もっと大胆に雰囲気を変えても良かったかなと思います。

具体的に言うと、茉莉の消失の日が近づくにつれてもっと感情的に追い込まれる二人を描写してほしかったなと

この辺も僕がkey作品好きゆえかもしれませんが、思ったよりクライマックスまで主人公と茉莉の感情の起伏が少なくて、別に悪くはなかったんですが、ちょっとインパクトが弱いという印象を受けました。

 

あとはエンディングについて。

これについては賛否両論ありそうなんですが、僕個人の趣向としてはこの終わり方でアリだと思います。

確かに手紙のシーンで終わった方が物語的には美しさはある気がしますが、だからこそそういう終わり方をする作品が多い中で、また違う結末を描いたという点では良かったんじゃないかなと。

 

 

 






 

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