『りゅうおうのおしごと! 6』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

ラノベ・WEB小説ランキングワールド

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12』 感想

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。12 (ガガガ文庫)

渡 航 (著), ぽんかん (イラスト)

 

たとえ、その選択を悔いるとしても。

 

進んでいるようで進まない。でも確かに動き出した物語。

待ちに待った青春群像小説、待望の新刊

 

バレンタインデーのイベント、水族館での雪の日を経て、自分たちが踏み出すべき一歩を定める八幡たち。
そんな奉仕部に、ある大きな依頼が持ち込まれる。
その依頼に対して、今までとは違ったやり方で取り組むのは、三人にとっては自然な流れのはずだった。
それが、自分たちの求めていることなら――。
たとえ、その選択を悔いるとしても。
時間の流れがいつか自分たちを大人にするのかもしれない、出会いと別れを繰り返して人は成長するのかもしれない。でも、いつだって目の前には「今」しかなくて――。
雪乃、結衣、八幡。それぞれの想いを胸に抱えながら、各々が選択する「答え」とは。
新たなる青春群像小説、物語は最終章へ。

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★★☆ 8/10

 

感想

俺ガイルの話になった時に何度か「比企谷八幡てなんとなく八真八に似ているよね」と言われたことがある管理人の八真八です。「いや、顔は似てないからっ。目は腐ってないよ。中身の話っ。」っていうセリフは何のフォローにもなってないと思います。。。

 

それにしても待ったよ・・・・・・待ちくたびれたよ・・・・・・・・・・・・。

というくらいに待ちわびた俺ガイル12巻の感想です。

全体の感想としては、2年間も待った甲斐はあった!!と言えるほど面白かったです!

いや、もう2度と2年間もは待ちたくは無いですけどね・・・・・・。

なんせストーリー思い出すために1巻から読み直すはめになりましたから。

 

ストーリー

やはりこの作品の真骨頂は恋に、将来に、自分自身に悩める若者たちの群像劇でしょう。

そして物語は結末に向けて一気に加速――したようで、そこまで物語は進んでいないですね。ただ間違いなくこれから物語が動き出しすことを、3人の関係性が変わっていくことを予感させる1冊でした。

まさに最終章の導入にふさわしい展開と言えるかと。

 

それにしても、この巻で説明された八幡の「お兄ちゃん」という立ち位置、スタンスにはすごく納得がいってしまった。これまでも八幡が二人を、そして三人でいる空間を大事に思っている描写は何度もありましたが、こと二人に対する恋愛感情と言う点においてはずっと?な状態だったんですよね。雪乃や結衣→八幡への感情とはちょっと違うなというのは感じてたんですが、じゃあどんな言葉で表すのが一番近いのかというと、この巻で陽乃さんが言った「お兄ちゃん」、いろはが言った『過保護』と言う表現がこれ異常ないくらいにしっくりくるなと。

そしてまさか陽乃さんが何気なく言った「君とは違うの。君は、いつも『お兄ちゃん』してるけど」ってセリフが伏線になってるとは……。

あのシーンだけだと完全に小町のことを言ってるようにしか思えなかったのに。

まさに僕の大好きな伏線の張り方でちょっと感動しました。

 

そしてもう一つ、今回陽乃さんによって言及された八幡と雪乃と結衣の三人の「共依存」と言う関係性。

そこから独り立ちしようと足を踏み出す雪乃と、何かを決断している結衣。

そして3人の関係はどうなっていくのか、現時点では正直予想ができない!

 

でも主人公とメインヒロインがくっついて、その他のヒロインはメインヒロインのことも好きだから、主人公への未練を断ち切って祝福するみたいな、ラブコメでよくある展開と結末だけはこの作品にはふさわしくないなと思いますね。

なんていうか、そういう結末ってある意味八幡が最も嫌いそうな展開だと思うんですよね。

僕もあの展開嫌いなんで。(えー

できれば「俺ガイル」らしい、かつ本当に幸せな結末という無茶な要望を実現させてくれることを期待したいです。

 

キャラ

しずつ変わっていく登場人物の関係と心情の描き方が相変わらず素晴らしい

雪乃なんて1巻の頃からしたら八幡に依存するなんてありえない感じなのに、違和感無く今の雪乃を受け入れられているのは、その心情の変化の過程の描き方が秀逸だからでしょう。・・・・・・というのを今回1巻から読み直して感じました。

 

あと、個人的には今回、小町の受験の合格発表における号泣シーンが一番くるものがありましたね。

物語の本筋の間に上手くこういうシーンを挟んでくるのが、この作品の群像劇の魅力でもあるのかなと。

小町に限らずいろはすも陽乃さんも平塚先生も、全てのキャラが巻を追う毎に魅力的になっていっている気がします

っていうか陽乃さんの株が初登場の時から信じられないくらい上がっている気がする……

 

あとはガハマさんの独白が切なすぎる……

なんで準メインヒロイン格の子はいい人過ぎる子が多いんだ……。

多分普通の作品だと彼女は幸せになれない役どころなんだろうけど、そこは『俺ガイル』は普通の作品とは違うんだぜっ!て所をぜひ見せてほしいと思います。

これはもはや期待というより願望だな……。

 

 

<個人的名言・名シーン>

「ふふっ、またお姉ちゃんしてしまった……」

「いつもお姉ちゃんしてやったらどうですか」

「いやよ」

「君とは違うの。君は、いつも『お兄ちゃん』してるけど」

by雪ノ下陽乃 & 比企谷八幡

 

「ああああん、おにいぢやああああん、よがづだよおおおおおおおお」

by比企谷小町

 

だが、諦めるまでもなく、そも何かを目指すことさえしない者だっている。

であれば、諦めることさえできなかった者は一体何になるのだろう。

by比企谷八幡

 

「あいつは……、何を諦めて、大人になるんですかね」

彼女とよく似た微笑が、くしゃりと悲しげに歪んだ。

「……私と同じくらい、たくさんの何かだよ」

by雪ノ下陽乃 & 比企谷八幡

 

 

 

 

 

感想 ライトノベル感想    コメント:0

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: