『あのねこのまちあのねこのまち 弐』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

ラノベ・WEB小説ランキングワールド

『あのねこのまちあのねこのまち 弐』 感想

 

あのねこのまちあのねこのまち 弐 (講談社ラノベ文庫)

紫野一歩 (著), 旅空 (イラスト)

 

何てったって、私は気まぐれだからねぇ

 

注文した品が勝手に出て来る店ばかりの町、夕霧町。そんな町で相談屋を営む猫又の少女・フミとそれを手伝う高校生・墨染幸一。二人の“空猫屋”には、今日も不思議な依頼が。妖怪・繰離の捕獲を依頼された空猫屋。危険な依頼にもかかわらず、どたばた捕獲に成功した二人だが、この事件は二人を待ち受ける哀しい運命の序曲に過ぎなかった――。……と、シリアスだけど基本は脱力系! 愉快なお悩み解決ファンタジー第二弾登場!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 7.5/10

 

感想

1巻同様、作品内の世界を流れるゆるやかな空気感が素晴らしい

やはりこの作品全体を取り巻く雰囲気が『あのねこのまちあのねこのまち』の一番の魅力ですね。

夕霧町の世界観、コーイチとフミの掛け合い、独特の物語のテンポには、読んでいて不思議な心地よさを感じさせてくれるものがあります。

 

ストーリー

序盤は前巻同様、空猫屋に持ち込まれた相談をゆる~く解決していく連作短編に近いストーリー構成となっています。

雰囲気はまさに脱力系ファンタジーという印象で、どの話もなんとなくほっこりしていて癒されます

そして後半はとある出来事をきっかけに少しシリアスな展開に

この辺のストーリー構成は1巻と同じですね。

ただ肝心のシリアス部分のストーリーとしてはちょっと弱かったかなという印象も。題材としては1巻でフミが行った吸気分霊、猫又と化け猫の違いなど、上手く伏線を使っていて非常に良かっただけに、もっとじっくりと描いてほしかったなというのが正直なところ。

なんかあっさりとエンディングに持っていったなという印象。もう少し山場というか、盛り上がりがあれば1巻以上に面白くなっていたかもしれないだけにその部分が惜しかったなと。

まあ、この問題については根本が解決したわけではないので、次巻以降の描写に注目といったところでしょうか。

 

キャラ

1巻後半でフミが抱えていた過去と苦悩を乗り越えた二人の関係が2巻でどうなっているのか気になってたんですが、予想通り、良い意味で特に変わってなかったですね。空猫屋でのんびり鍋茶をすすったり、フミの言動にこーいちが突っ込んだり、ときどき夕霧町の非常識さについていけなくなるこーいちにフミが適当な説明かましたり。

なんか暇さえあればお気に入りのカフェに入り浸ってる内に仲良くなった常連客とマスターみたい。まあ出てくるのは鍋茶ですが・・・・・・

そんな二人の、ゆるくて不思議な距離感と関係がやはり心地良い

 

あとは新キャラも何人?(妖怪も数え方は〇人でいいのか?)か出てくるんですが、しっかりと1巻から登場してるキャラの掘り下げもされていて、その辺りのバランスはすごく良かったかなと。

 

総評

後半は多少シリアスな展開もありますが、基本はゆったりしたテンポで綴られる、文字通り浮世離れした人?達が織り成す、お悩み解決ファンタジーといったところ。

ほっこりした話が中心なので、肩肘張らずにのんびりした気分で読むのがベストかなと。

あくせくしてるのがバカらしくなるような、この作品独特の読後感が非常に気持ちいいです。

 

 

 

 

 

 

 

感想 ライトノベル感想    コメント:0

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: