『あのね このまち あの ねこのまち』 おすすめライトノベル(ラノベ) 感想

ラノベ・WEB小説ランキングワールド

『あのねこのまちあのねこのまち 壱』 感想

 

あのねこのまちあのねこのまち 壱 (講談社ラノベ文庫)

紫野一歩 (著), 旅空 (イラスト)

 

空っぽだった猫又が、かって開いた空猫屋。

ここにこれからどれだけの、ハッピーエンドを詰め込む事が出来るだろう。

 

穏やかで、愉快で、少し切なくて、優しい物語

 

駅では電車が素通りし、地図にあるのにたどり着けない町、夕霧町。びっしりと生えた大根が道を塞ぎ、地蔵が抜け道を教えてくれるこの町には、一匹の猫がいた―。ポルターガイスト現象に悩む高校生・墨染幸一は、たまたま夕霧駅に降り立ち、相談屋を営む少女・フミと出会う。彼女の店にはいつもフシギな相談が。影が消えたり、角が生えたり…。「私は何でも解決出来るからね」と笑うフミに振り回され、幸一もおかしな町を駆け回る!ヒトもアヤカシも恋も呪いもハッピーエンドにするために!!しかし、やがて幸一は知る。のんきに茶をすする彼女の、あくびに隠れた哀しい祈りを―。とっても愉快でちょっぴり切ない、脱力系お悩み解決ファンタジー!

 

八真八 真のおすすめ度・・・★★★★★★★ 8/10

 

 

感想

お盆中、更新はさぼってましたがラノベはしっかり読んでましたよ。

ってことでこの作品、夏季休暇中にまったりと読んでたんですが、読むタイミングとしてはバッチシでした。

なんとなく時間を気にせず喫茶店とかでゆっくり読むのにふさわしい作品かなと。

個人的にかなり好みにヒットした作品。単純にこの作品の雰囲気すごく好きです。

表紙の真ん中にいるヒロインのフミの笑顔がこの作品の雰囲気をよく表してますね。この表情と表紙もすごく好きです。

 

作品をとりまく独特の雰囲気が素晴らしい

この作品、とにかく雰囲気が抜群に魅力的です。

むしろ、これがこの作品の全てと言ってもいいくらい素晴らしい!!(えー

語り部である主人公の文体とヒロインのフミのキャラクター、舞台となる夕霧町の情景などが合わさって、穏やかなのにどこか愉快でなんとなくノスタルジックさも感じさせる独特の雰囲気を感じさせてくれます。

いや、ホントに一回読み始めたら引きずり込まれるような不思議な魅力がありますよ、この作品には。

 

のんびりとして何となく愉快で、少し切なくて優しいストーリー

序盤は夕霧町という不思議な町に迷い込んだ主人公が相談屋の猫又、フミと出会い、自分の悩みを解決してもらったり、フミの仕事を手伝ったり?する形で物語は進んでいきます。

ストーリーとしては日常の中の超常現象を解決していく昔から割とよくある短編連載系の話なんですが、やはりこの独特の雰囲気とテンポが心地よくて、物語にす~っと入り込めます。

また登場するあやかし達も妙に人間味や愛嬌があって好感が持てるのもこの作品の魅力ですね。

 

中盤のとある相談をきっかけにして物語はフミの過去に踏み込んだシリアスなストーリーになっていきます。この切替のタイミングと展開も実に見事。

そしてシリアス展開になってからの切なさ加減?やシリアス加減も見事!

鬱展開になるほどやり過ぎず、読者の心を少し揺さぶるような、作品の雰囲気を壊さない完璧なさじ加減。

ストーリー、キャラクター、文章の全部が絶妙なバランスで合わさってるなと感じました。

 

ということで、癒し系の優しい作品が読みたい方にはぜひおすすめです。

 

ところで、最初は単巻完結の作品と思ってたんですが、

タイトルに「壱」とあるということは弐巻も出るのでしょうか?

ものすごくきれいに終わっているので、続きを書くのがすごく難しいようにも思うのですが、逆にどんな物語になるのか気になります。

 

 

 

 

管理人のライトノベル(ラノベ)等感想リストへ戻る

 






 

感想 ライトノベル感想    コメント:0

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

 

メールアドレス

 

URL

 

 

コメント

トラックバックURL: